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中国政府が28種類の仮想通貨に対する格付けを開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国政府が仮想通貨の格付けを開始
中国政府は5月11日、仮想通貨とブロックチェーンプロジェクトの格付けを行うと発表しました。これによって、研究者がブロックチェーンアプリケーションを構築する際に評価できるリストを提供します。
中国政府がブロックチェーンの発展を主導する
最近では、中国がブロックチェーンの国家基準の策定を開始したことが報じられました。中国は独自の評価基準を早急に設けることで、ブロックチェーン技術の効率的な発展を目指しています。

5月11日に北京で開かれた会議において、中国産業情報技術省の情報産業発展センター(CCID)はGlobal Public Chain Assessment Indexを毎月発表することを公表しました

この指標では、28種の仮想通貨と、中国政府が技術的メリットを有すると考えている他のブロックチェーンプロジェクトのランキングが公表されます。

Global Public Chain Assessment Indexの内容

ランキングに含まれる28種類の仮想通貨は以下の通りです。

  1. Bitcoin
  2. Ethereum
  3. Ripple
  4. Bitcoin Cash
  5. Litecoin
  6. Cardano
  7. Stellar
  8. IOTA
  9. NEO
  10. Monero
  11. Dash
  12. NEM
  13. Ethereum Classic
  14. Bytecoin
  15. Qtum
  16. Lisk
  17. Zcash
  18. Verge
  19. Nano
  20. Steem
  21. Siacoin
  22. BitShares
  23. Waves
  24. Decred
  25. Stratis
  26. Hshare
  27. Ark
  28. Komodo

CCIDによると、この指標の目的は、ブロックチェーン技術の「開発レベルを科学的に評価することで、研究者が独自のブロックチェーンアプリケーションを構築する際に評価できるプロジェクトのリストを提供する」ことにあります。

専門家らは、その指標に含まれるブロックチェーン企業を次のような基準で選定しています。

  • プロジェクトが独立したチェーンを持っていること
  • ノードを自由に作成できること
  • ブロック情報を簡単に追跡するためのブロックエクスプローラが公開されていること
  • オープンソースとしてコードを公開していること
  • コンタクト可能なチームメンバーが掲載されたオープンなウェブサイトがあること

専門家らはこれらの基準に基づいて格付けをしますが、現在のところ格付けの結果は公表されていません。

中国は国家主導でブロックチェーン技術の発展を目指す

中国政府による厳しいICOの取り締まりがあった一方、政府はブロックチェーン技術自体には関心を寄せているようです。

5月10日には、政府が中国のブロックチェーン技術の国家基準の策定作業を開始したと伝えられています。

中国政府は2019年までにブロックチェーンの国内基準を策定すると発表
ISO(国際標準化機構)がブロークチェーン技術の部分的な国際標準化に取り組む中、中国政府は2019年の終わりまでにはブロックチェーン技術のための包括的な基準を策定することを発表しました。

最近は、中国政府の厳しい規制の側面が多く報じられてきました。

しかし、今回の発表は、中国政府の真の狙いが仮想通貨やブロックチェーン技術を根絶することではなく、これらの技術の健全な発展を目指すことにあることを示唆しています。

Chinese Researchers Create Index to Rank Blockchain Projects

May 12, 2018 by Claire Williamson

参考記事はこちらから
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