CoinPostで今最も読まれています

Facebook開発のデジタルウォレット、NFT機能も実装か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デジタルウォレットにNFT機能も

フェイスブックの子会社Noviの責任者David Marcus氏がブルームバーグの取材に答え、Noviデジタルウォレットの開発状況などを明らかにした。

Marcus氏によると、フェイスブック主導で開発されるデジタルウォレット『Novi』は既に準備が整っているが、独自のステーブルコイン『Diem』のローンチを待っているという。

また、インタビューの中では、NFTに関して、Noviでのサポートも検討していることを語った。

Noviが優れた暗号資産ウォレットになるためには、NFTをサポートし、利用者を手助けすることについても考えなければならない。

ディエム(Diem)

ディエム(Diem)とは、米Facebook社が開発を主導するステーブルコインのこと。「リブラ」から名称を変更した。

▶️仮想通貨用語集

ウォレットとステーブルコインを同時ローンチへ

フェイスブックはステーブルコインのDiem(旧Libra)、そしてデジタルウォレットであるNoviの開発を数年にわたって取り組んできた。

Diemに関しては、当初は複数通貨を盛り込んだ新しいステーブルコインの計画だったが、各国規制当局などから反発を受け、単一通貨を裏付けとするステーブルコインの開発に軸を移した経緯がある。

そのネットワーク及びプロトコルは現在、フェイスブック社も参加する、Diem協会という独立した非営利団体によって運営されている。

関連:『ステーブルコインの現状と将来性』Facebookの仮想通貨リブラ、中銀デジタル通貨台頭で業界再編へ

Marcus氏は、Noviについても数年間にわたって開発を行ってきたとしており、インタビューの中で「(Noviの)準備は出来ている」とした。

Noviは、低コスト且つ簡単に個人間で送金が行えるサービスとして構想されている。公式サイトによると、iOSとAndroidでアプリが提供されるだけでなく、WhatsAppやMessengerといったフェイスブックのネイティブアプリから直接利用もできるようになるようだ。

フェイスブックとしては、ウォレットとステーブルコインを同時に公開する計画だが、Diemについては、大規模な計画の変更等もあり公開時期などは明らかにされていない。

開発が先行していると考えられるNoviを先にローンチすることは、Marcus氏によると「最後の手段」になるという。

(Noviについて)私たちはステーブルコインと共にローンチするという確固たる決意と意志を持っている。ステーブルコインとネットワークは人々の生活を変えるゲームチェンジャーになると考えている。

インタビューの中ではメタバースやNFTについても言及があり、Marcus氏はNoviでもNFTのサポートを検討しているとしたが、具体的な内容を明かすタイミングではないと説明した。

フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、7月に決算発表の場でFacebookをメタバースの企業にするという旨の発言を行っている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア