130億円の融資
ハッキングの被害を受けたグローバル仮想通貨取引所Liquid Global(リキッドグローバル)が、大手仮想通貨取引所FTXから130億円(1.2億ドル)の融資を受けることがわかった。
Liquid Globalは8月19日にハッキングを報告し、被害額が100億円(9,135万ドル)に相当すると明かしていた。(以下がその詳細)
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融資の用途については、Liquid Globalのキャピタル生成、流動性の提供、バランスシートの改善、及び日本とシンガポールのライセンスプロセスの努力に充てる計画があるという。(CoinDesk報道)
また、FTXのサム・バンクマン・フリードCEOはSNSで融資のことについて、「全ての顧客資産は安全で完全にバックされている」、「今回のパートナーシップ機会で、Liquid GlobalとFTXは業界にとって極めて重要な法令遵守及びKYC(顧客認証)における信念を強化することができる」とコメントした。
1) @FTX_Official is proud to announce that we've extended capital to @Liquid_Global.
— SBF (@SBF_FTX) August 25, 2021
All customer assets are safe and backed fully backed.https://t.co/79gFinQh4N
資金流出の最新状況
Liquid Globalは25日にも資金流出に関する最新のアップデートを公開した。
Incident update – 25th August 2021:
— Liquid Global Official (@Liquid_Global) August 25, 2021
We want to reassure our users that they will not suffer any loss due to the incident that took place on the 19th of August. There will be no impact on user balances at Liquid. https://t.co/UaakRgafFV
今回のアップデートで、「19日に起きた事件で、顧客が損失を被ることがないこと、Liquidのバランスシート(貸借対照表)に影響がないことを改めて伝えておきたい」と述べている。
また、22日などのアップデートでは、調査を続けており、資産を新たな金庫(ウォレット)に移す過程にあり、入出金の再開に向けて進めていると報告した。
*追記:Liquid側も融資(資金調達)について公式発表を行った。「FTX社との今後の業務提携等を含めた協議を開始した」という。
お知らせページに新たな情報を掲載しました。
— 【公式】Liquid by Quoine(リキッドバイコイン) (@QUOINE_Japan) August 26, 2021
「当社および海外関係会社による資金調達について」https://t.co/qeYhYtsjGD