WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム財団の元研究員、司法取引で有罪認める

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

IEEPA違反の容疑認める

米ニューヨーク州南部地区の米国連邦検事局は27日、北朝鮮に暗号資産(仮想通貨)を利用した資金洗浄に関する情報を提供した疑いで逮捕されていた、イーサリアム財団のトップ研究員ヴァージル ・グリフィス容疑者が有罪を認めたことを発表した。

連邦検事局の発表によると、グリフィス氏は、北朝鮮が経済制裁を免れるために仮想通貨を利用する方法を伝達した。これにより、米政府が発令した制裁措置(制裁法)に反し、米国の国家安全保障を危険にさらしたという。

同容疑者は2019年、北朝鮮のカンファレンスで「どのようにしてブロックチェーン及び仮想通貨技術を利用すれば、北朝鮮が資金洗浄(マネロン)を実行できるか」をプレゼンしたとされる。

また、仮想通貨のマイニングなどに関する情報も提供。グリフィス容疑者は仮想通貨に関する情報を北朝鮮側に提供することで、核兵器やその他の違法行為に利用しかねないことを知っていたと指摘した。

このような行為が国際緊急経済権限法(IEEPA)に違反したため、最大20年の懲役が科せられる可能性があったが、司法取引を行ったため、懲役期間は5年〜6年半になる模様だ。

関連:北朝鮮マネロン関与疑惑のイーサリアム財団研究員、釈放され裁判を待つ

最高6年半の懲役

グリフィス容疑者は、IEEPA違反の共謀罪で起訴されていた。同法の違反は最大20年の禁固刑が科される可能性があるが、公聴会に出席したジャーナリストのイーサン・ルー氏によると、同容疑者は本日、最高6年半の懲役という司法取引に同意した。

ヴァージルはかなり感情的だった。話すとき、時々深いため息をついた。今回の有罪を認める答弁の原因となった新たな発展があったかどうかは明確でない。書類にサインしたのは昨日のことだ。考えられるのは、イーサリアム財団の弁護士による遠隔による証言が禁止されていることだ。

グリフィス容疑者は、2020年に行われた罪状認否では無罪を主張していた経緯がある。

この合意は、検察側の弁護士とグリフィス容疑者の間で行われてきた約2年間の法的なやりとりを締めくくるものである。この事件で提出された書類によると、週末には司法取引の決定がなされていたようだ。オードリー・ストラウス連邦検事は以下のように声明を発表した。

グリフィス容疑者は、本日の法廷で認めたように、わが国にとって最も危険な海外の敵国である北朝鮮を支援したことに合意した。同容疑者は他者と共謀して、北朝鮮に仮想通貨サービスを提供し、北朝鮮が制裁を逃れることを支援した。そして、そのために北朝鮮に渡航した。

その過程で、議会とプレジデントが定めた北朝鮮の悪逆非道な政権を押さえつける制裁措置を弱めることにより、米国の国家安全保障を危険にさらした。

正式な判決は2022年1月18日に下される予定である。

関連:国連、北朝鮮の仮想通貨カンファレンスへの参加禁止を警告 次回は来月開催

国連安全保障理事会の調査によれば、北朝鮮は過去にも傘下のハッカー集団「ラザルス」などを介して、2019年から2020年にかけて約330億円の仮想通貨を不正取得したことが報告されている。

北朝鮮は2006年の核実験以降、米政府から厳しい経済制裁を科せられており、仮想通貨の他にも石油の不正輸入などを介して国際金融へのサクセスを続けていたという。

関連:北朝鮮、約2年間で330億円相当の仮想通貨を不正取得か 国連専門家が言及

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/19 月曜日
21:16
ストラテジー、先週34億円相当ビットコインを追加購入 5週連続買い増し
ストラテジーは19日、10月12日から18日にかけて267BTCのビットコインを取得したと発表した。購入は5週連続で、保有量は848,517BTCに達した。証券買い戻し枠も30億ドルに拡大した。
15:05
9組織が「量子アライアンス」設立、ブロックチェーンの耐量子暗号基準を策定へ
9つのブロックチェーン関連組織が「量子アライアンス」を設立した。量子耐性の定義や耐量子暗号への移行基準を策定する。ビットコイン供給量の約30%が量子攻撃のリスクにさらされる中、4つの作業部会で標準化を進める。
14:50
セイラー氏、ビットコインは強気相場へ BTC裏付けステーブルコインにも言及
ストラテジーのマイケル・セイラー会長は講演で、ビットコインは強気相場に戻りつつあると述べた。銀行のカストディと与信の拡大を主な追い風に挙げたほか、優先株STRCの買い戻しや利回り付きステーブルコイン構想にも言及した。
11:38
7~9月の仮想通貨被害額は約1870億円、8割弱は直近の監査範囲外の経路=レポート
Hackenの報告で、2026年7~9月のハッキングや不正操作などによる仮想通貨被害は約1,870億円に上った。損失の多くは直近の監査が及ばない経路を通じて発生している。
10:54
ソラナ中国幹部が代表の上海法人を6月に設立 本体との資本関係は見当たらず
Wu Blockchainによると、Solana China共同責任者の堵燕菁氏が代表を務める法人が6月に上海で設立され、8月に合弁会社へ45%出資した。ソラナ本体との直接の資本関係は見当たらない。開発者イベント延期の経緯もまとめた。
09:39
Pacific Meta、チェーンリンクと提携拡大 機関向けトークン化
Pacific Metaが16日、Chainlink Labsと戦略的提携を締結。チェーンリンクの相互運用性プロトコルCCIPを優先採用し、コンプライアンスを自動化するACEも導入支援サービスに加えた。機関向けトークン化金融の国内導入を狙う。
09:32
コアウィーブら9社、OKXICEでの自社株トークン取引に異議
コアウィーブやブロードコムなど9社が、OKXICEでの自社株のトークン化取引に異議を申し立てた。SECのイノベーション免除制度に基づくものだ。
08:45
ビットコイン軟調、ETF流出と企業の買い鈍化が一因=ギャラクシー・リサーチ
ギャラクシーのアレックス・ソーン氏は、ETFの資金流出とBTCトレジャリー企業の買いの鈍さが10月のビットコイン軟調の一因と指摘。同社集計では、5年以上動かなかった古参BTCの放出が年初来で機関の吸収量を12万7,319BTC上回る。
08:24
BIS論文、預金金利上昇でステーブルコインの成長鈍化 USDCで顕著
BISのワーキングペーパーが、ステーブルコインと銀行預金は部分的な代替関係にあるとの分析を示した。預金金利0.01%上昇で平均15%の10週成長率は約12%、逆因果を補正すると約6%に鈍る。USDCの反応はUSDTより強い。
07:46
アルトコインの勢い鈍る、上昇基調の銘柄は9割から5割に=アナリスト
アナリストのダークフォスト氏が、8月下旬から続いたアルトコインの上昇局面の失速を指摘。バイナンス上場銘柄で200日線を上回る割合は9割超から約5割に低下し、直近15日間で1,340億ドル超が流出したという。
10/18 日曜日
11:30
ビットコインCPI・PPI上振れも8万ドル維持、FOMC金利観測が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)はCPI・PPI上振れを受け一時下落するも、8万ドル水準を維持し底堅さを示した。目先はFOMC金利観測の行方と8万ドルのサポート継続が焦点となる。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/16)|英国の押収BTC・レジャー関連の資産流出・6年超休眠のBTCの動向まとめ
今週は、中国人詐欺師からロンドン警視庁が押収した約6万1,000BTC、仮想通貨ウォレットのレジャーに関連する資産流出事案、6年超休眠のビットコインクジラによる約4,582BTC移動に関する記事が関心を集めた。
10/17 土曜日
13:50
ビザ、ステーブルコインUSDCの事前入金を商用化 国際送金で24時間利用可
ビザは15日、ビザ・ダイレクトで国際送金の資金をUSDCで事前入金できる機能の商用運用を始めた。従来の資金調達の時間枠に頼らず、インヨ・グローバル経由で24時間利用できる。
13:20
トークン化株式市場の70%超、オンドとバックド2社が支配=IMFレポート
IMFは世界金融安定報告書で、トークン化株式価値の7割超をオンドとバックドが占めると指摘。24時間取引や少額取引での需要を確認した一方、流動性の低さと高い変動率を課題に挙げた。
13:10
クロードAI、量子コンピュータの設計で従来超え|仮想通貨の暗号を破る計算の一部も効率化
アンソロピックのAI「クロード」が量子回路を自律設計し、8種類の回路で公開済みの最良設計を上回った。仮想通貨が署名に使う楕円曲線暗号の解読に関わる計算の効率化も含まれる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧