Bitmainも中国撤退か
中国の大手暗号資産(仮想通貨)マイニングマシンメーカーBitmainは同国でマシンの販売を停止することが報じられた。中国政府が再び発表した仮想通貨禁止令に対応する動きと見られる。
CoinDeskが入手した3つのマイニング関係者の内容によると、Bitmainは中国での仮想通貨マイニングマシンの販売を停止する計画で、深圳から製造本拠地を別の国に移転する予定があるという。
一方、Bitmainは正式な発表を行なっていない。同社は高性能のASICマイニングマシンを製造する企業で、中国のマイナーだけでなく、米国やカナダなどの海外業者からもマシンの注文を多く受けている。移転計画がマシンの出荷に影響をもたらす可能性がある。
24日に中国人民銀行(中央銀行)は仮想通貨のマイニングと取引の規制について新たな警告を発した。イーサリアム(ETH)の大手マイニングプールSparkpoolがすでに全事業終了を発表し、EC大手アリババは10月8日から、自社プラットフォームでのマイニングマシン販売を停止すると発表したなどの事例から、これまで最も厳しい取り締まりの強化対策とされている。
関連:中国の仮想通貨全面禁止で同国内の影響は、専門家が動画解説【CONNECTV】
関連:ビットコイン市場に影響を及ぼす中国の仮想通貨規制、直近の動向まとめ