はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米SEC委員長「仮想通貨市場は規制なしでは繁栄しない」=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の規制の必要性

米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長は27日、米国で開催されたカンファレンスで、暗号資産(仮想通貨)規制の必要性を再び訴えた。

米国の仮想通貨市場や関連するプラットフォームは、現在のように規制機関の監督がない状態では繁栄しないと指摘。取引所でも貸付のプラットフォームでも、多いところは何千種類という銘柄を扱っているため、当局による規制が必要であると主張している。

SECとは

「Securities and Exchange Commission」の略で、株や債券などの証券の取引を監督する米政府機関のこと。仮想通貨が有価証券に該当するかという判断も行う。

▶️仮想通貨用語集

ゲンスラー氏は特に最近、仮想通貨の規制を整備する必要性を頻繁に訴えている。取引や貸付のサービス、ステーブルコイン、DeFi(分散型金融)などについて幅広く発言。また「仮想通貨の大半が有価証券に該当する可能性がある」として、SECの権限強化も要望した。

一方で、これらの発言に対し、ルールが明確にされていない点や、SECに仮想通貨を規制する権限はないなどと周囲から批判の声も上がっている。

関連米CFTC委員「SEC(証券取引委員会)は、仮想通貨など商品に対する権限は持たない」

関連米上院議員、SEC委員長に明確な仮想通貨規制を求める

SECの公式ウェブサイトによるとゲンスラー氏は、現地時間27日に「Code 2021 conference」というイベントで質疑応答のセッションに参加。このイベントは仮想通貨に特化したものではなく、IPO(新規株式公開)や、グーグルやフェイスブックの独占禁止法違反など、幅広い内容を取り扱っている。

今回のゲンスラー氏の発言は、このイベントで行われたもので、『ブルームバーグ』などの海外メディアが内容を報じた。

仮想通貨規制の必要性を訴えるゲンスラー氏は、今回のイベントで「仮想通貨市場は規制機関の権力が及ばないままにしておくと、投資家に損害を与えることになる」と語っている。投資家保護の役割を担うSECの委員長として規制整備の必要性を訴える背景には、仮想通貨市場の急拡大があるようだ。

なお、米大手仮想通貨取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOが今月「SECは訴訟によって規制を行い、粗い対応を行なっている」と批判した件については、ゲンスラー氏は今回のイベントでコメントを差し控えたという。

関連仮想通貨貸付は証券法違反か? 米コインベースがSECから法的措置前の事前通知を受ける

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧