はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社CTO「イーサリアムと互換性のあるサイドチェーンを開発している」 Apex XRPL Developer Summit

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPLのイベントが開催

米リップル社のDavid Schwartz最高技術責任者(CTO)は、「Apex XRPL Developer Summit」のイベントで、分散型台帳「XRP Ledger(XRPL)」に関する新しい情報を発表した。

Schwartz氏は、イベントに参加できない人のために、ツイッターに発表内容をまとめている。その中で、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の仮想マシン「Ethereum Virtual Machine(EVM)」と互換性のあるサイドチェーンの開発に取り組んでいると説明した。

サイドチェーンとは

メインのブロックチェーンとは別のネットワークを指し、補助的な役割を持つとされる。XPRLのサイドチェーンは、もう1つのブロックチェーンのように機能すると説明されており、トークンの価値の移動も行えるという。

▶️仮想通貨用語集

今回のイベントは例年開催されているもので、開発者らが集まって、XRPLに関することを学んだり、共有したりする内容だ。今年は現地時間の9月29日から30日まで2日間の日程で開催されているという。

XPRLのサイドチェーンについては今年6月、新たな機能として提案されていることが分かった。XRPLのメインネットワークと1つ、または複数のサイドチェーンを接続することで、DeFi(分散型金融)やスマートコントラクトなどの機能を実装することができるため、ユースケースが拡大するとの声が聞かれている。

関連仮想通貨XRPの分散型台帳に新たなユースケースを──リップル社CTO、サイドチェーンの実装を提案

Schwartz氏も今回のツイートで、「サイドチェーンによって、開発者はDeFiや有価証券の取引など、ユースケースに合うようにカスタマイズして、XPPLを利用しやすくなる」とメリットを説明。

DeFiについては、「イーサリアムのスマートコントラクトをXRPLで利用できれば、開発者の参入障壁を下げることにつながる」と期待を示した。今回のイベントでは、より安価な手数料で利用できるようなサービスを構築する必要があると話したと報じられている

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

サイドチェーンについて

サイドチェーンに関しては1日、エンジニアのプレビュー結果が公開された。XPRLの開発者は、可能性を探るために実際に技術を利用してみたりして、意見やコメントを伝えることができる。

この発表では、サイドチェーンを利用することで、DeFiやNFT(非代替性トークン)などの新たな機能を解放することになると説明。許可型のネットワークにするか、手数料に関するルールはどうするか、目的を達成したらサイドチェーンを閉鎖するかなどのカスタマイズも可能だとしている。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

また、サイドチェーンの利用に関心のある開発者は、助成金を申請することもできるとし、リップル社自身も、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発における取り組みで、サイドチェーンの柔軟性を利用できないか探っていくと説明した。

関連リップル社、中央銀行デジタル通貨(CBDC)をブータン王国と試験運用へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/01 水曜日
18:59
リミックスポイント、SBIグループ2社と連携強化
リミックスポイントがSBI VCトレードとビットポイントジャパンと包括連携。約1,350BTCを保有する同社のビットコイン取引・保管・運用を一元的にサポートする体制を構築。
18:02
メタプラネット、ビットコイン購入で新資金調達戦略を発表
メタプラネットが新成長戦略「PHASE II」を発表。永久型優先株による資金調達でビットコイン保有を加速し、Bitcoin.jpを軸にプラットフォーム事業も拡充する。
17:53
J-CAM、イオレと暗号資産金融事業で提携 暗号資産の知見とAI技術の融合へ
暗号資産レンディングサービス「BitLending」を運営するJ-CAMが、東証グロース上場のイオレと暗号資産金融事業で戦略的提携を発表。暗号資産の運用知見とAI技術を組み合わせた新プロダクト開発へ。
17:30
メタプラネット、通期予想を上方修正
メタプラネットは2025年12月期通期予想を上方修正。営業益は88%増の470億円に達し、ビットコイン・インカム事業が収益を牽引した。
15:04
大和証券、暗号資産担保ローンの紹介を開始
大和証券は全国の本支店で、Fintertechの暗号資産担保ローン紹介を開始。ビットコインやイーサリアムを担保に円資金を調達可能に。
14:24
自称「IQ276」の投資家、ビットコイン100倍を予測し全財産転換へ
自称世界最高のIQ記録「276」を保持するキム・ヨンフン氏が、ビットコインは10年で100倍に上昇すると予測し、自身の全資産を投入したと発表した。同氏の経歴とその主張の実現可能性を検証する。
13:28
米SEC、株式トークン化規制実現で協議中 証券取引所グループから懸念の中=報道
米証券取引委員会が株式をブロックチェーン上で取引可能にする規制変更を協議中と伝えられる。ナスダックがトークン化証券を申請する一方、証券業界は監督強化を要請している。
11:40
リップル社のデビッド・シュワルツ最高技術責任者が年末退任へ
リップル社のデビッド・シュワルツCTOが2025年末に退任することを発表した。仮想通貨XRP台帳のコーディングに貢献した同氏は、取締役として引き続き関与していく。
11:20
SBI Ripple Asia、東武トップツアーズとの提携を発表
SBI Ripple Asiaは、新たな決済プラットフォームの構築に向け、東武トップツアーズと基本合意書を締結。独自トークンの発行に仮想通貨XRPのブロックチェーンXRPLを使う。
11:17
bitFlyer、後藤真希さん起用の新TV CMを全国放映開始
暗号資産取引所大手のbitFlyerが、歌手・タレントの後藤真希さんを起用した新CM「暗号資産知らなかった篇」を10月1日から全国で放映開始。記念キャンペーンも実施中。
11:10
「テザー社は過去最大の利益企業になる可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、テザー社が過去最大の利益企業になる可能性があると試算。定期公開するメモで今回は仮想通貨が目指す市場規模の大きさについて論じている。
09/30 火曜日
19:30
ビットコインで利回りを狙う|Lombard(ロンバード)・LBTCの始め方
Lombardを通じてビットコインを利回り資産として活用する方法を解説。LBTCの仕組みや始め方に加え、注意点やリスクも整理しました。
19:11
USDHがハイパーリキッドの成長を加速させる理由
USDHはなぜハイパーリキッドを強化するのか?仕組みから収益循環、HYPEへの影響までわかりやすく解説します。
17:14
ハイパーリキッド「Hypurr NFT」エアドロに高い関心、初動のフロアプライス1000万円弱に
暗号資産(仮想通貨)HYPEを発行する分散型取引所ハイパーリキッドのNFTコレクション「Hypurr」が配布され、フロア価格800万円、24時間取引高105億円を記録した。特に希少NFTは最高7000万円で落札するなど反響を呼んだ
16:34
マーチャント・バンカーズ、ビットコイン購入 不動産の暗号資産決済に本格参入
マーチャント・バンカーズが3億円分のビットコインを購入し、FINX JCryptoと協業。不動産決済サービスや暗号資産事業強化へ動き出す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧