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米パンテラCEO、ビットコインETFの事実売りに警鐘鳴らす

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

思惑先行相場に警鐘

米大手暗号資産(仮想通貨)投資企業パンテラのDan Morehead CEOは、「ビットコインETF」の事実売りへの警戒を呼びかけた。思惑先行相場に警鐘を鳴らしたものだ。

Morehead氏は6日、投資家宛てのレターにて、ビットコインETF(上場投資信託)の短期的な影響について見解を示した。「ETFがローンチする前にリマインドが欲しい。一部の資産売却も検討する」とした。

これまで非承認となり続けてきた米国の「ビットコインETF」がいつ承認されるのかは不透明であるが、直近では米SECのGensler委員長が、ビットコイン先物で運用するETFの審査について前向きな態度を示すなど風向きが変わりつつある。カナダではビットコインETFが先んじて承認され、トロント証券取引所に上場した事例もある。

以下は、ブルームバーグのETFシニアアナリストEric Balchunas氏がまとめたビットコイン先物ETFの判断予定日だ。SECによる最初の判断を受けるのは、ProSharesのビットコインの先物ETFで、「10月18日」前後に発表される見込み。

関連:ビットコイン先物ETFの判断予定日

Morehead氏は、「噂で買って事実で売る」(セルザファクト)というウォール街の投機手段は、仮想通貨市場にも通ずる面があると指摘。2017年12月17日にCME(シカゴマーカンタイル取引所)の「ビットコイン先物」が承認された後、バブルが弾けて大きな下落を招いた事例を取り上げた。

2021年4月には、米仮想通貨取引所コインベースがナスダックに株式上場することが好感され、BTC価格は過去最高値を更新。6万4千ドルを超えたが、その後セルザファクトで下落している。

出典:Tradingview

ただし、Morehead氏が警鐘を鳴らすのは、短期的な値動きであり、当面は強気相場にあると見ているようだ。

過去には中国のマイニング禁止令や、企業のESG(持続可能なイニシアチブ)に関する(テスラの事例などが)相場に多大な影響を与えたこともあった。しかし、市場は今、新たな強気相場を歩んでいる。

今年5月には、中国で仮想通貨取引およびマイニングが過去類を見ないほど厳しい取り締まり対象となったほか、イーロンマスク氏率いるテスラが環境問題を理由にビットコイン決済導入を一転して取りやめ、相場の混乱を招いた。

一方で、中国で事業停止に追い込まれた多くのマイニング企業は、海外移転を開始。採掘業界の情勢も回復しつつある。エルサルバドルのビットコイン法定通貨化も需要を押し上げたとみられる。

Morehead氏は、中・長期の相場観について、ETFなど機関投資家向けの金融商品が普及するにつれ、相場の変動率は以前よりも緩和されることになると分析。極端な変動は起こりにくくなるとの見立てを示した。

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