rct AIが11億円の資金調達に成功
ゲーム業界にAI(人工知能)技術を活用したソリューションを提供しているrct AIは10月21日、1,030万ドル(約12億円)相当のシリーズA3資金調達ラウンド完了を発表した。
出資ラウンドに参加した企業や個人は以下の通り。
- Yuanyuzhou Ventures(リードインベスター)
- Springwind Ventures(リードインベスター)
- Galaxy Interactive (シリーズA2におけるリードインベスター)
- Bonfire Union
- Everest Ventures Group
- FBG Capital
- Folius Ventures
- HashKey Capital
- Hash Global
- Mr. Liang Xinjun (Fosun Groupの共同設立者)
- Lucid Blue Ventures
- Mask Network
- PKSHA SPARX Algorithm Fund
- SNZ
- Zonff Partners
rct AIとは
rct AIはAI(人工知能)技術を活用するIT企業であり、世界初のインテリジェントなNFTを作った実績を築き上げた上、また世界初のトリプルエー(AAA)級のPlay-to-Earn型(遊びながら稼ぐ)のゲームの制作に取組中。
ミッションとしては、ゲーミング環境やブロックチェーン・プラットフォームのためにAIが生成したコンテンツ(AIGC:AI Generated Contents)を提供することで、真のメタバース(三次元の仮想空間)の構築を目指している。
大手スタートアップ・アクセラレーターY Combinator出身のIT企業でもあり、北京とロサンゼルスに拠点を置く。SkySaga CapitalやMakers FundとGalaxy Interactiveとの連携の下、10社以上のゲーム企業との提携を行なっており、2億人以上のユーザーにサービスを提供してきた。
Mirror World事業の概要・将来図
早期からNFTとメタバースの親和性にもいち早く気づき、自社のAIGCに関するノウハウを活用したNFT事業を展開。21年5月には世界初のインテリジェントなNFTコレクションのMirror NFTをOpenSeaにてローンチした。
Mirror NFTを取り入れたエコシステムはMirror Worldと呼ばれ、Mirrorというアバターとはリアルタイムでの会話も可能。複数のプロジェクトとの連携を行うことでコミュニティーを急速に発展することに成功してきたという。
GameFiとは
ゲームとDeFi(分散型金融)からの造語で、いわゆる「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」などのインセンティブ設計を採用したゲームのエコシステムの総称。アクシーインフィニティが代表格として挙げられる。
▶️仮想通貨用語集
ブロックチェーンベースのメタバースの一種であるMirror Worldでは多数のゲームやユーザー体験が可能。現実のユーザーに加え、独自の判断を行うことができるAIベースのバーチャルユーザーとの会話などのやりとりやゲームプレイができる。
また、Mirror World内のゲームで獲得した装備やアイテムはNFT(非代替性トークン)としてさまざまなゲームで利用できるほか、独自のマーケットプレイスを通じて他プレイヤーとの交換やトレードが可能な仕組みとなっている。
Mirror World以外の事業計画
将来は、既存の2C向け事業Mirror Worldの他、該当事業を下支えする独自のAI基盤技術「Deterrence」を2B向けにも展開する予定。
具体的には、まず現在のLayer 1の上に新しく上乗せするAIレイヤーの技術基準を定め、その上該当レイヤーで様々な仮想通貨関連サービス提供者に対して、最先端のAI技術を駆使したAI-to-Earn(AIによるイールドファーミング)、AI会話モデル作成、AI意図認識、AI動作生成等などの機能をソリューションとして提供し、真の分散式メタバースの業界基盤を固めるという。
連絡先情報
rct AI
公式HP:rct AI
広報担当者:Jerry
公式プレスリリース(英文):https://rct.ai/en-us/blog/we-closed-our-series-a-3-funding
MirrorWorld
公式HP:Mirror World
公式Discord:招待リンク
公式ツイッター:@joinmirrorworld