VolarisがエルサルバドルでBTC受付へ
格安航空会社Volaris(ボラリス)はエルサルバドルで仮想通貨ビットコインを受け付けることがわかった。同国のナジブ・ブケレ大統領や複数のメディアが伝えた。
Volarisがエルサルバドルでビットコイン(BTC)を受け付けることについて、ブケレ大統領は「ビットコイン対応で、エルサルバドル人がChivoウォレットをもって利用できる航空便は増えていく」とコメントした。
具体的にいつから利用できるかは定かではないが、Volarisの公式サイトによると、エルサルバドルの顧客が空港でビットコインを利用できるよう現在その環境を整えているという。Volarisはメキシコ発の格安航空会社で、米国・コロンビア・コスタリカ等近隣国へと運航している。
エルサルバドルの公式仮想通貨ウォレットChivoは16日に大統領が発表したデータによると、1日当たりの送金件数が2万を超えており、利用者は210万人(人口3割)に達したという。
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同国では9月に、ビットコインが正式に法定通貨となった。現時点ではビットコインが一般的に普及しているわけではないが、政府はそれを推進するために、ビットコインATMの設置などインフラの整備を強化している。
エルサルバドルのビットコイン法とは
米ドルと並行する形で、ビットコインを法定通貨として認め、市民がビットコインを全ての決済シーンで利用できることを定めている。エルサルバドルのブケレ大統領が推進した法案で、2021年6月9日に議会によって可決された。ビットコインが国の法定通貨として正式に認められる初の事例となった。
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