銀行も登録必須
スペインの中央銀行は26日、暗号資産(仮想通貨)関連サービスの登録制度をオープンしたことがわかった。
本来は10月29日にオープン予定のもので、銀行が仮想通貨関連サービスを提供するにあたる規定も含まれている。
登録の対象は、取引所を含む同国で仮想通貨サービスを提供するVASP(仮想資産サービス・プロバイダー)で、資金洗浄対策を強化するための登録だ。
同国の銀行はすでに資金洗浄対策の対象として登録しているが、仮想通貨関連サービスを提供する場合は新制度に沿って登録する必要がある。登録申請後は最大で3ヶ月の審査期間が設けられるという。
また、銀行や取引所というエンディングだけでなく、個人でも、交換、カストディ、ウォレットを含む仮想通貨サービスを提供していると、同じように申請し登録する必要がある。また、海外のみの顧客の場合にも、エンティティがスペインにあれば登録しなくてはならないと記されている。
先週の報道では、すでに一部の銀行は仮想通貨サービスの提供に備えており、中央銀行の登録制度のオープンを待っていたという。
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