110億円のプログラム
仮想通貨ソラナ(SOL)基盤のDEXインフラプロジェクトProject Serum(セラム)は28日、110億円の流動性マイニングプログラムを発表した。
Serum(SRM)のDAOが投票でプログラムを可決し、第一弾として1億ドル(110億円)分のSRMを、セラムのオンチェーン取引板を利用するAMM(自動マーケットメーカー)に配分。参加する各AMMは流動性を提供するユーザーに、SRMトークンおよびそれぞれのネイティブトークンを報酬として配ることになる。
最初にこのプログラムに参加するのはAtrix Financeで、人気分散型取引所Raydiumも参加する意欲を示したという。
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セラムは取引所FTXが2020年8月にローンチしたプロジェクトで、信頼性の高いクロスチェーン取引が可能な分散型取引所を、ユーザーが望むスピードと価格で提供することを目的としている。
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現在、RaydiumやMango Marketなどの分散型取引所もセラムを基盤技術として利用しており、10月12日の時点で、セラムが管理する総資産は1,700億円を超えている。イーサリアム基盤のDeFiでは、12位にランクインするほどの資産規模だ。