はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム価格暴落の売り圧力はEOSによる大量売却か|過去の状況から考察

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムに大きな下落とその理由
イーサリアムの価格が急落し、取引所BitfinexのETH/USDにて取引量の急騰が見られ、大きな下落を記録。この取引量の急騰と下落の裏にはEOSがICOで集めたイーサリアムの売却が絡んでいる可能性が浮上しました。
EOSとは
2017年までに実施されたICOでは調達額が1位となる巨大ICO通貨。 分散型アプリケーションに特化したプラットフォームで、秒間数百万回のトランザクション処理能力は仮想通貨の中でも最速級。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

昨日CoinPostのマーケットレポートでも記載しましたが、イーサリアムの価格が急落し、取引所BitfinexのETH/USDにて取引量の急騰が見られたことが確認されています。

出典:tradingview

EOS陣営による売却の可能性が浮上

bitfinexは、ライセンス制度などの規制下に置かれている取引所ではありませんが、本日でも世界の取引量4位に入るほど、流動性が高い水準で維持されている取引所です。

今回bitfinexにてイーサリアムの取引高が急騰したことに関して、ICOを実施したEOS運営元が、イーサリアムを直接取引所にて売却した可能性をメディアtrustnodesが報じています。

同メディアによると、Bitfinexのデータではたった1時間の間に180,000ETHのイーサリアム取引量が確認されたといいます。

通常OKexやGdaxなど主要取引所での取引量は20,000ETHであると考えると、驚くべき数値であり、同時に価格が暴落したことを考えると、誰かがBitfinexで売却した可能性がある、と指摘されています。

一つの可能性としては、インサイダー情報が入ったことで、大口投資家が売却へ動いた可能性も言及しています。

ICO通貨の追跡データを公開するsanbaseでは、EOSのウォレットから移動されたイーサリアムの量は1,380,000となり、trustnodesはここ3日で突如約300,000ETH増えたことを指摘しました。

出典:sanbase

EOSのイーサリアムによる資金調達はあと20万ETH残り、またEOSOwnerというマルチシグアドレスでは90万枚を所有していると示しており、合計110万枚持っている状況の様です。

過去にも同様の事例が

今回の様なEOSの、ICOで集めたETHの売却による売り圧力の指摘は以前よりされています。

イーサリアムが2018年最低価格を更新した3月18日もEOSのウォレットの動きが確認されており、約417,000ETHがBitfinexへ送金されていることが指摘されています。

その結果としてこのチャートの様に取引ボリュームが急騰し、当時の2018年最安値を更新しました。

出典:tradingview

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/24 金曜日
18:48
米金融最大手JPモルガン、ビットコイン・イーサリアム担保融資を世界展開へ
JPモルガンがビットコイン・イーサリアム担保融資を2025年末開始することがわかった。米金融最大手の参入で暗号資産(仮想通貨)が機関投資家市場で本格化。モルガン・スタンレーなど大手金融も相次ぎサービス拡充している。
17:14
モブキャストHD、仮想通貨ソラナ(SOL)の取得・保有を開始
ソラナ特化のトレジャリー戦略で財務基盤強化へ モブキャストホールディングスは10月24日、暗号資産ソラナ(SOL)の取得および保有を開始したと発表した。 同社はかつてゲーム事業…
16:46
日本初の円建てステーブルコインJPYC、正式リリースへ
JPYC株式会社が10月27日午後1時、日本初の円建てステーブルコインJPYCを正式リリース。発行・償還・送金手数料は無料。第二種資金移動業者として第1号の認可取得。
16:30
米トランプ政権、量子コンピュータ企業へ株式取得型支援検討か 関連銘柄が急騰=WSJ報道
トランプ政権が量子コンピュータ企業への出資型支援を検討していると報道され、政府と協議中とされるIonQ、Rigetti、D-Waveなどの関連銘柄は最大20%上昇した。
13:25
イーサリアム『フサカ』12月3日実装へ、次期『グラムステルダム』準備も
イーサリアム開発者は第223回ACDE会議で、フサカアップグレードの12月3日実装と、次期グラムステルダムの提案締切(10月30日)を決定。BAL技術導入やEIP 8058の追加など、スケーラビリティ強化に向けた計画が明らかに。
12:45
中東・北アフリカの仮想通貨市場が成長 トルコでアルトコイン投機が活発化=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年時点での中東・北アフリカ地域の仮想通貨市場を分析した。トルコ、イスラエル、イラン、UAEでの成長をそれぞれ解説している。
11:42
ビットコイン11万ドル台を回復、トランプ大統領のCZ恩赦でBNBとWLFIが上昇
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは11万ドル台で軟調推移。オプション建玉増加やETF流出が重荷も、需給整理進み反発期待の声。トランプ大統領によるバイナンス創設者CZ恩赦を受け、BNBは5%高、WLFIは15%急騰した。
11:30
カルシとレッドストーン提携 予測市場データを110超のチェーンで展開
DeFiレッドストーンとカルシが提携し、CFTC規制下の予測市場データを110以上のブロックチェーンで提供開始。オラクル技術により実世界イベントデータのオンチェーン化を実現、DeFi開発者に新たな構築基盤を提供。
11:05
資産運用大手ティー・ロウ・プライス、仮想通貨ETF市場に参入へ
資産運用大手ティー・ロウ・プライスは、仮想通貨ETFの申請書を米SECに提出。投資対象にはビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど時価総額が高い銘柄が含まれる。
10:50
BTCマイニング株、ビットコイン価格と連動せずAI事業シフトで上昇=JPモルガンレポート
JPモルガンの最新レポートによると、上場ビットコインマイニング企業の株価は仮想通貨価格との相関関係が崩れ、AI事業への転換により独自の動きを見せている。
10:10
ビットコイン需要が枯渇、不安定な局面続くか=Glassnode分析
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新レポートを分析。需要枯渇や長期保有者の売却増加から、市場の不安定な局面が続く可能性を指摘している。
09:35
トランプ大統領、CZ氏の恩赦について発言
トランプ大統領はバイナンス創業者のCZ氏への恩赦について「彼がやったことは犯罪ですらなかった」とコメント。多くの善良な人々の要請を受けて恩赦を与えたと明かした。
08:20
ポリマーケットが最大2兆円の評価額で資金調達検討、わずか4カ月で10倍に
米賭けサイトプラットフォームのポリマーケットは120億ドルから150億ドルの評価額で資金調達を目指す。6月の評価額10億ドルからわずか4カ月で10倍以上急上昇。
07:30
ソラナDEXジュピター、予測市場のベータ版をローンチ
仮想通貨ソラナのブロックチェーン上のDEXアグリゲーターJupiterは、予測市場のベータ版をローンチ。予測市場プラットフォームKalshiの流動性を活用している。
07:10
ビットコイン懐疑派ピーター・シフが金をトークン化へ、CZは「”信じてくれ”トークンだ」と批判
金の支持者ピーター・シフ氏がブロックチェーンベースのトークン化ゴールドプラットフォームを開発。バイナンス創業者のCZ氏は真のオンチェーン資産ではないと批判した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧