はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

正念場迎える金融市場でビットコイン難局に、主要アルトはシバイヌトークンなど上昇

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

30日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン価格は、前日比-0.29%の653万円(57,400ドル)とほぼ横ばい。59,000ドル台の回復を目前に反落した。

BTC/USD日足

一旦レンジ内を推移するが、垂れてくるようであれば安値更新からの下落トレンド転換が意識されるため、ブル派からすれば正念場。

金融緩和による金余り相場は現在進行形であり、投資家の余力は十分あることが想定されるものの、新型コロナウイルスの変異種オミクロン株の感染拡大と経済への影響如何で米株式市場が大崩れするようであれば、過去の相場を鑑みても暗号資産(仮想通貨)市場だけ対岸の火事というわけにはいかないだろう。

現在普及するファイザーやモデルナ製ワクチンが変異種に対してどこまで効果を発揮するかを含め、実態把握には数週間を要するとされる中、各国は水際対策で空路を遮断するなど、先行き懸念は募っている。

ドル指数から見る暗号資産

アナリストのジャスティン・ベネット(@JustinBennettFX)氏は、「ドル・インデックス(DXY)がブレイクアウトに失敗し、前週末のローソク足にクローズバックしている。これは95.80を下回る弱さを示唆する値動きだ。」と指摘。ドルの強さと逆相関傾向にある暗号資産(仮想通貨)資産市場にとって追い風であるとの認識を示した。

ドル指数の推移(Justin Bennett)

さらに同氏は、仮想通貨の全体時価総額(Total market cap)の観点から、強気の下降ウェッジの収束点が近いと主張。価格と相対力指数(RSI)が逆行する強気のダイバージェンスから、反転シグナルが出ているとの見立てを示している。

仮想通貨の全体時価総額の推移(Justin Bennett)

TechDev(@TechDev_52)氏は、前回の仮想通貨バブル期である2017年のチャートや、オイルショック(石油危機)を伴うインフレ局面で高騰した1970年代の金(ゴールド)価格チャートをプロットして、今後の値動きを想定した。

いずれも途中経過ではトレースするような推移を辿っており、最も理想的な強気シナリオ(理論値ベース)では、2022年3月頃までに1BTC=15万ドル〜25万ドルに達する可能性があるという。

アルト市場と個別銘柄

ここ数週間高騰していたメタバース関連銘柄が、上昇を一服。

ディセントラランド(MANA)が前日比-6%の4.82ドルとなったほか、ザ・サンドボックス(SAND)が前日比-8.6%の7.15ドルと後退。過熱感の反動で利益確定が相次いだほか、調整局面への警戒感が強まった。

時価総額上位のラージキャップアルトでは、CMC11位のアバランチ(AVAX)が前日比+8.14%、同12位のシバイヌトークン(SHIB)が前日比+14.1%、同19位のポリゴン(MATIC)が前日比+7.91%と反発。前週比ベースでは、CMC13位のテラ(LUNA)が+21.4%と高い。

Messari

シバイヌトークンは、VRパブリッシャー「ForwardReality」のチーフフューチュリストであるWilliam David Volk氏を「Shiba Inu Games」プロジェクトに迎え入れたことを発表。メタバース(仮想空間)進出の思惑で、買いが入ったものと見られる。

米カリフォルニア州のゲーム会社Activision在籍中には、コアとなるゲームエンジン設計のほか、オーディオ再生に関する特許の発明などにも携わっている。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧