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米メタ(フェイスブック)、仮想通貨ウォレットNoviのリーダー交代へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Noviのリーダーが交代

米メタ(旧フェイスブック)で暗号資産(仮想通貨)ウォレット「Novi」のプロジェクトを率いていたDavid Marcus氏は1日、2021年末にメタを退社することを発表した。

メタが主導するステーブルコイン「Diem(ディエム)」の共同開発者でもあったMarcus氏は、「メタでの充実した7年間を経て、今年末に退任して会社を去るという難しい決断をした」と述べている。

Marcus氏は、自分の新たな事業を追求することを示唆して、次のように続けた。

Noviを立ち上げた直後で、まだやるべきことがたくさんあり、決済・金融システムの変革の必要性についても相変わらず情熱を持っているものの、起業家であり続けたいという自分の思いも無視できなくなった。

Kasriel氏のリーダーシップのもと、チームがミッションをしっかり遂行してくれることに安心感と自信を持っており、その様子を外から見るのも心待ちにしている。

Marcus氏の退任後は、現在Noviの製品担当責任者を務めるStephane Kasriel氏が指揮を執ることになる。Kasriel氏は、就任について次のようにコメントした。

このような機会に恵まれたことを大変光栄に思う。Noviを、そして、人々や企業が金融システムやデジタル経済にアクセスしやすくなるような製品やサービスをこれからも作っていきたい。

ステーブルコイン「ディエム」プロジェクト

Marcus氏は、2019年にステーブルコイン「ディエム(当初はリブラ)」のプロジェクトが発足して以来、それを率いてきた。以来、ソーシャルメディアの大企業が独自通貨を運用することに対しては、様々な方面から賛否両論があった。

特に、各国の政府当局から批判を受けたこともあり、ディエムは方針を転換。当初は、複数の法定通貨による「バスケット型」の裏付け資産を持つ予定だったが、単一の通貨に連動するステーブルコインとして再スタートした格好だ。

ディエムとは

米Meta(旧Facebook)社が開発を主導するステーブルコインのこと。20年12月にリブラ(Libra)からディエム(Diem)に名称変更。Diem協会と呼ばれる企業の集合体によって運営されている。ステーブルコインとして機能し、ドルなどのいくつかの既存の資産に固定されることで、多くの仮想通貨が経験するようなボラティリティの影響を受けにくくすることを目的としている。

▶️仮想通貨用語集

関連仮想通貨リブラ(ディエム)とは|初心者でもわかる特徴を解説

10月に試験運用開始

Noviは、仮想通貨ディエムの専用ウォレットとして開発されたもの。8月には米国のほとんどの州でライセンスを取得したことが報道されたが、正式なローンチ時期については明らかになっていない。

また、10月には、中米グアテマラと米国間で、仮想通貨サービス企業Paxosが発行するステーブルコインPax Dollar(USDP)を用いた試験運用を実施していた。

関連フェイスブックのNoviウォレット、コインベース・Paxosと実証実験

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