「Binance Custody」
世界的大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは7日、機関投資家に特化したカストディサービス「Binance Custody」を発表した。
これまで、バイナンスは他社の機関投資家向けのカストディサービスを利用していたが、これからは自社ブランドのサービスを提供する。
このカストディ部門はリトアニア共和国で立ち上げられたもので、同国のカストディなどの法令や規制を完全に遵守している。
カストディに関しては、認定を受けた高いレベルのコールドウォレットを使い、マルチ署名で出金を行う仕組みを取る。また、コールドウォレットのハードウェアについては「FIPS 140-2」認証の暗号モジュール基準を満たしたものだという。
バイナンスは最近、多くの国の規制要件を満たすためにコンプライアンス体制を強化中だ。カストディ部門の設立も機関投資家レベルに達するための一環と見られる。
また、昨日バイナンスは英国での事業ライセンス取得を再び目指していることが報じられた。