顧客需要が増加
米決済大手Visaは8日、暗号資産(仮想通貨)アドバイザー部門の立ち上げを発表した。
新部門は、クライアントの金融企業の仮想通貨関連事業開発を支援するために立ち上げられたもので、銀行などの金融企業と仮想通貨エコシステムの橋渡し役になるという。
また、銀行のコンサルティングとアナリティクス部門と連携し仮想通貨関連戦略の立案と実施も手掛けるという。
Visaの欧州仮想通貨事業部門責任者Nikola Plecasは新部門の設立について「仮想通貨セクラーに参入しようとする金融機関は増えつつある。これらの会社は仮想通貨がどのように事業に影響を与えるか検証したいのだ」とコメントした。
Visaはこれまで仮想通貨の関連事業を積極的に進めてきた。仮想通貨決済分野の事業推進だけでなく、NFT(非代替性トークン)やDeFi(分散型金融)、取引所への導入についても求人などを行っている。
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