はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

インドのモディ首相、仮想通貨の世界的規範作成を呼びかけ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨をめぐるモディ首相の発言

インドのナレンドラ・モディ首相は10日、米バイデン大統領が主催するバーチャルサミット「民主主義のためのサミット」でスピーチを行い、その中で暗号資産(仮想通貨)のような新興技術について世界的な規範が必要だと発言した。

モディ首相は次のように述べている。

インドは、すべての革新的なデジタルソリューションの分野で透明性を促進していきたい。

私たちは、ソーシャルメディアや仮想通貨などの新技術について、民主主義を弱体化させるのではなく、強化するために使用されるような世界的な規範を共同でかたちづくっていかなければならない。

モディ首相は11月、サイバーテクノロジーについての国際的なイベント「シドニーダイアローグ」に出席した際にも仮想通貨に言及。「民主主義国家が協力して、仮想通貨がそれを不正に使用する人々の手に渡らないようにすることが重要」だと呼びかけていた。

仮想通貨規制法案の行方は?

インドでは、まもなく仮想通貨規制法案が国会に提出される見込みだ。規制の先行きについては、依然不透明な状況である。

インドのニュースメディアNDTVは、草案は仮想通貨を伝統的な金融セクターから分離することで、金融安定性へのリスクを最小限にしようとする内容を含むと報じている。

また、仮想通貨について政府の規則に違反した個人や企業は、最大2億インドルピー(約3億円)の罰金と1.5年の懲役を科せられる可能性があり、インド証券取引委員会を仮想通貨および仮想通貨取引所の最高規制機関に任命することを提案しているという。

中央銀行デジタル通貨(CBDC)である、デジタルルピーを創設できるような基盤も提案される見込みだ。

11月に、法案の概要が公開された際には、それがビットコイン(BTC)など「全ての民間仮想通貨の禁止」を示唆していたためインドの仮想通貨業界で混乱が生じた。

これを受けて、インドのNirmala Sitharaman財務大臣は、法案には2019年時点の草案から削除できなかった文言も組み込まれているが、新たな法案は、仮想通貨セクターが急速に変化している状況も考慮すると説明している。

また、2019年に同法案を起草した元財務長官のSubhash Garg氏は、民間仮想通貨の禁止は間違いだったとの考えを明らかにした。

関連インドの仮想通貨規制はどうなる 今議会に提出予定の法案

法案では、自己管理型ウォレットが禁止される可能性も浮上しており、仮にそうなれば、インドのユーザーはDeFi(分散型金融)、NFTマーケットプレイスなどにアクセスできなくなるとも懸念されている。

インドの仮想通貨投資家Gaitonde氏は、インド政府が仮想通貨業界と協議を行っており、イノベーション維持に関心を示していることから、最終的な法案では仮想通貨をより柔軟に取り扱うようになる可能性もあるのではないかと意見した。

DeFiとは

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。イーサリアムのブロックチェーンを利用しているプラットフォームが多い。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/05 金曜日
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
07:02
メタがメタバース予算を最大30%削減検討、VR・ホライゾン・ワールズが対象=報道
ザッカーバーグのメタ社がメタバース関連事業の予算を来年最大30%削減する検討を進めている。投資家から歓迎され株価が上昇した。
06:25
ロシアが仮想通貨マイニング収益の公式統計反映を検討、隠れた輸出として年間数千億円規模か
ロシア大統領府のオレシュキン副長官が仮想通貨マイニング収益を貿易収支に計上すべきだと提案した。マイニング収益は1日約10億ルーブルに達し、隠れた輸出として外国為替市場に影響を与えているという。
06:02
ソフトバンクなど出資のビットコイン企業「21キャピタル」、12月9日から「XXI」で取引開始
ビットコイン特化企業の21キャピタルとカンター・エクイティ・パートナーズの事業統合が株主承認を得た。ティッカーシンボル「XXI」として株式の取引を開始。
05:35
CFTCが仮想通貨現物取引を連邦規制市場で初承認、米国で取引開始へ
米CFTCが仮想通貨現物商品取引の許可を発表した。CFTC登録先物取引所で初めて取引が可能となり、厳格な監督と投資家保護の下で安全に取引できる環境が整った。
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧