CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、インドネシアにデジタル資産取引所を設立へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デジタル資産取引所を設立へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは14日、インドネシアを拠点にしたデジタル資産取引所を設立すると発表した。

同国の大手通信企業「Telkom Indonesia」のベンチャーキャピタル部門「MDI Ventures(以下、MDI)が主導する企業連合と協業。バイナンスは取引所のプラットフォームの開発を支援し、インフラと技術を提供する。人口が2.7億人超で世界4位のインドネシアで、ブロックチェーンのエコシステムを拡大することが目的だ。

バイナンスについては11日、『ブルームバーグ』が情報筋の話として、インドネシアに仮想通貨取引所を設立する計画を進めていると報道。その際、「Telkom Indonesia」と同国の大手銀行「PT Bank Central Asia」と協業していると説明していた。

関連バイナンス、インドネシアに仮想通貨取引所を設立か

今回発表したプレスリリースでは、MDI以外に協業する企業については説明されていない。また、「仮想通貨取引所」ではなく、幅広く「デジタル資産取引所」を設立すると表現しているが、取り扱う資産についても現段階では不明確だ。

Changpeng Zhao最高経営責任者(通称、CZ)は以前から、インドネシアは近い将来、東南アジアにおけるブロックチェーン経済圏の中心の1つになりうると主張している。今回の発表では以下のようにコメントを寄せた。

 

バイナンスの目的は、世界でブロックチェーンや仮想通貨のエコシステムを拡大させること。今回のインドネシアの取り組みは、その目的のための大きな一歩となる。

 

MDIのマーケットでの経験を活かし、現地のユーザーにすばらしいプロダクトを提供できるだろう。

また、MDIのCEOは以下のように述べている。

 

仮想通貨やブロックチェーン技術は、間違いなく将来的に金融やデジタルインフラの領域で重要な役割を担うだろう。

 

バイナンスや他に投資してくれるパートナーと協力し、インドネシアのデジタルインフラを発展させていきたい。

バイナンスの取り組み

バイナンスは、各国・地域の規制当局から監視の目が強まる中でも、同社の目的であるグローバルな事業拡大を進めている。

関連仮想通貨取引所バイナンス 各国政府の警告・金融機関のサービス停止事例まとめ

先月3日にはフランスの非営利団体「France FinTech」とパートナーシップを締結したことを発表。フランスや欧州全体でブロックチェーンや仮想通貨のエコシステムにおける開発をサポートするため、1億ユーロ(約130億円)を活用する取り組み「Objective Moon」を開始すると説明した。

関連バイナンス、欧州で130億円規模の仮想通貨取り組み

また今月には同社のシンガポール法人「Binance Asia Services」が、シンガポールの規制下にある未公開株式取引所「Hg Exchange」に出資したことが分かった。この出資を通して、株トークン市場に再参入するとの見方もある。

関連バイナンス、Zilliqa基盤の株トークン取引所に出資へ

バイナンスは今回のプレスリリースで、インドネシアの取引所設立は、これらの動きに続くものであると説明した。

株トークン

上場企業の株式をトークン化した金融商品を指す。バイナンスは今年4月から、株トークンの取引を開始したが、欧州や香港の規制当局の懸念を受け、7月に販売中止を発表した。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧