はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、インドネシアに仮想通貨取引所を設立か ブルームバーグ報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インドネシアに仮想通貨取引所設立か

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは、インドネシアに仮想通貨取引所を設立する計画を進めていることが分かった。複数の情報筋の話としてブルームバーグが報じた。

バイナンスと計画を進めている企業は、同国の大手銀行「PT Bank Central Asia」と、大手通信企業「PT Telkom Indonesia」。インドネシアの人口は2.7億人超で世界4位に位置するため、ブルームバーグは同国で仮想通貨の普及が急速に進む可能性があると報じている。なお、バイナンスの担当者は本内容について「噂や憶測にはコメントできない」と説明したという。

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多く、世界的に有名な仮想通貨取引所。

▶️仮想通貨用語集

関連バイナンスコイン(BNB)とは|高騰の続く背景と主な特徴

インドネシアでは、決済手段として仮想通貨を利用することは禁じられているが、金融商品としての取引は認められている。同国貿易省の統計では、2021年1月から5月までの仮想通貨取引量は370兆ルピア(約2.9兆円)に上り、すでに2020年の取引量の6倍近くに達していた。国民には従来の金融サービスを利用できない人も多いと報じられている。

一方で先月には、同国のイスラム法の最高権威であるインドネシア・ウラマー評議会(MUI)が、仮想通貨には不確実性や賭け、害悪の要素があるため、禁止事項とみなすと宣言。インドネシアの人口のうちイスラム教徒は約87%で、2億3,400万人という世界最大のイスラム教徒を抱えており、MUIは影響力もあることから、この判断がインドネシアの仮想通貨市場に影響を与える可能性もあるという。

関連インドネシア・ウラマー評議会「イスラム法では仮想通貨は違法」

バイナンスは本家「Binance.com」以外にも、規制に合わせた米国版として「Binance.US」を設立したり、その他にも豪州で「Binance Australia」を運営するなどして、世界進出を進めてきた経緯がある。

CoinPostの提携メディアThe Blockによると、「噂や憶測にはコメントできない」と述べたバイナンスの担当者は、以下の内容を付け加えたという。

 

我々は、世界でブロックチェーン業界を持続可能な方法で発展させることに協力していきたい。

 

そのために、あらゆる国で常にビジネスチャンスを探っている。

バイナンスは昨年5月、インドネシア初の登録交換業者Tokocryptoに出資。その際、同社のChangpeng Zhao最高経営責任者(通称、CZ)は「世界4位の人口を有するインドネシアは、近い将来、東南アジアにおけるブロックチェーン経済圏の中心の1つになりうる」とコメントしていた。

関連最大手取引所バイナンス、インドネシア初の仮想通貨取引所に出資

相手企業について

今回バイナンスと話を進めている「PT Bank Central Asia」は、『Statista』のデータによると、合計資産のランキングで同国3位の銀行。同行は、億万長者の兄弟Budi・Michael Hartono氏が所有している。Hartono兄弟は、『Forbes』の2021年における長者番付で、同国1位2位にランクインした

また、大手通信企業「PT Telkom Indonesia」の株式の50%超は、インドネシア政府が所有しているという。

両社とも上場企業で、『Yahoo Finance』のデータによると、PT Bank Central Asiaの時価総額は7兆円超、PT Telkom Indonesiaは3兆円超である。

ブルームバーグの情報筋は、バイナンスは最終的にPT Bank Central Asiaと提携すると伝えているが、まだ話し合いの段階のため、契約が変わる可能性もあるとした。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
06:25
ストラテジーが約1500億円でビットコイン押し目買い、7月以来の規模に
マイケル・セイラー率いるストラテジーが先週約10億ドルで10624BTCを追加購入した。7月以来の大口購入となった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧