はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

NY州金融規制当局、仮想通貨部門のチーフを新しく雇用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NY州当局、仮想通貨部門に新責任者

米国のニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)は、IBMが所有する金融サービス会社Promontory Financial Groupの元デジタル資産戦略担当ディレクターを、新しく仮想通貨部門のチーフとして採用した。

ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)とは

ニューヨーク州の政府機関。ニューヨーク保険・銀行・金融サービス法の対象となるものをはじめ、金融サービスや製品を規制している。

▶️仮想通貨用語集

NYDFSリサーチ・イノベーションセンターの暗号資産(仮想通貨)担当監督代理として選ばれたのは、Peter Marton氏。IBM傘下の金融サービス企業Promontory Financial Groupには6年在籍し、最後の年にデジタル資産に特化した役職に就いていた。

Marton氏は5日、12月からNYDFSで仕事を開始したと発表。「仮想通貨の監督は短距離走ではなく、長距離走であるべきで、私はこの分野で努力を続けられることを楽しみにしている」と述べている。

NYDFSは、2019年に初めて仮想通貨を主に担当とする監督代理を募集した。この職位は、NYDFSの仮想通貨政策の決定に関して専門知識を提供するとともに、ビットライセンスなど、関連するライセンスの審査を行うスタッフを指導するものでもある。

ニューヨーク州は、金融の中心地であるが、仮想通貨に対して厳格な姿勢を取っていることで知られており、こうした方針が、今回の人事により変化することがあるのか、注目される。

取得ハードルの高い「ビットライセンス」

同州で活動するために、仮想通貨関連企業は「ビットライセンス」という事業者ライセンスを取得する必要がある。このためには、広範に財務情報を開示し、数多いサイバーセキュリティとマネロン対策の規則を遵守していることを証明しなければならない。

また、ニューヨークポストによると、ビットライセンスの取得には、通常100万ドル(約1億円)以上の費用がかかり、これまでに同ライセンスを取得しているのはわずか20社だけだという。

NY新市長に期待する声も

ニューヨーク州の自治体の一つ、ニューヨーク市では、1月より新市長として仮想通貨支持派のEric Adams氏が就任した。

仮想通貨コミュニティからは、Adams新市長が、ニューヨーク州の仮想通貨規制当局に対して、ブロックチェーン・スタートアップ企業などに取って、より良い環境を作るよう働きかけることを期待する声も上がっている。

Adams氏は当選の際に、最初の給与をビットコイン(BTC)で受け取ることも宣言していたが、その後、現在ニューヨーク市では、職員にドル以外の通貨で給料を払えないことが明らかになった。

Adams氏は、市の給与支払い方針に変更を加えることを望んでいるが、市長の広報担当者によると、変更が行われない間、Adams氏は受け取った給与を、自分でビットコインと交換することになるという。

関連次期ニューヨーク市長、給与のビットコイン受け取りを宣言 マイアミ市長に続く

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。
07:45
トランプ大統領、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者3名に恩赦
トランプ大統領は、アーサー・ヘイズ氏ら仮想通貨取引所BitMEXの3名の共同創設者に恩赦を与えたことがわかった。同氏らは、意図的にマネーロンダリング対策を導入せず銀行秘密法に違反したと告発されていた。
07:15
アバランチ現物ETF、米グレースケールも申請
VanEckの後に申請 米ナスダックは3月27日、グレースケールのアバランチ(AVAX)現物ETFに関する19b-4申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。この申請は、既…
07:02
ブラジル政府高官「ビットコイン準備金は国の繁栄に不可欠」
ブラジル副大統領首席補佐官がビットコインを「デジタルゴールド」と評価し、国際準備金の5%をビットコインに投資する法案を支持する。
06:40
イーロン・マスク氏、人工知能開発のXAIがX社を買収と発表 企業価値16兆円超の巨大統合に
イーロン・マスク氏が率いるAI企業XAIが旧ツイッター社X社を全株式交換で買収。XAIを800億ドル、X社を330億ドルと評価する統合により、AIとソーシャルメディアの融合を目指す。
06:15
Bybitハッカー、40億円相当のイーサリアムを売却 ETH価格は前日比6%安
Bybitハッキング犯による40億規模のイーサリアム大量売却が仮想通貨に影響。ETHが前日比-6.3%。
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧