WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米IRS捜査官「仮想通貨やNFTに詐欺・市場操作の懸念」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

詐欺や市場操作の懸念を表明

米内国歳入庁(IRS)の捜査官は25日、暗号資産(仮想通貨)やNFT(非代替性トークン)について詐欺や市場操作の懸念があると話した。今後も、この分野で捜査能力を強化していく姿勢とした。ブルームバーグが報道した。

IRS犯罪捜査部のライアン・コーナー特別捜査官は、南カリフォルニア大学グールド法科大学院が開催したオンラインイベントに登壇し、「仮想通貨セクターでの詐欺は山ほどある」と述べた。

IRSとは

アメリカ合衆国の政府機関の一つ。米財務省に所属する組織で、主に連邦税に関する法的執行や徴収を行っている。日本では国税庁に相当する。

▶️仮想通貨用語集

ライアン氏は、「NFTのような本来の価値があるとは思えない資産に、人々が何百万ドルも支払うのを見ると心配になる」とも発言。悪徳業者が、犯罪で得た資金を洗浄することにも使われる恐れがあると指摘した。

また、市場操作できる状態になっているとも言及している。「著名な投資家はツイートひとつで、NFTや仮想通貨の資産価格を動かす能力を有している」と語った。

過去の該当事例

ライアン氏が指摘するように、21年にはイーロン・マスク氏のツイートにより、ビットコイン(BTC)やドージコイン(DOGE)の価格が急騰したことも知られている。

関連物議を醸す、イーロン・マスクの仮想通貨関連ツイートまとめ

著名人が詐欺的プロジェクトに関わった事例も稀ながら存在。18年には、プロボクサーのフロイド・メイウェザー氏と音楽プロデューサーDJキャレド氏が、詐欺のICO(イニシャル・コイン・オファリング)をSNSで宣伝。報酬を得ていたことを開示していなかったため、米証券取引委員会(SEC)に罰金を支払っている。

捜査能力をさらに強化へ

ライアン氏によると、現在IRS犯罪捜査部は、すべての捜査官に仮想通貨・NFT分野の訓練を受けさせる計画だという。

司法省など他の政府機関とも連携し情報共有しながら、犯罪を抑止していく姿勢だ。

IRSは21年11月に、年間捜査レポートを発表した。これによると、IRSは年間35億ドル(約4,000億円)相当の仮想通貨を押収。これは、IRSが一年間で差し押さえた資産の93%を占めていたという。

仮想通貨関連犯罪の増加に関して、レポートは次のように述べていた。

犯罪捜査部門は、複雑なサイバー金融犯罪を取り締まるために、仮想通貨、ブロックチェーン、オープンソースインテリジェンス(OSINT)技術の訓練と配備を優先してきた。

IRS犯罪捜査部は今年、さらにデジタル金融分野の捜査能力を強化するため、バージニア州に高度なデータセンターを設置する見込みである。

関連米IRS、年間約4千億円の仮想通貨を押収

オープンソースインテリジェンス(OSINT)とは

英語で「Open Source Intelligence」の略。一般公開されている情報ソースからデータを収集、分析する活動である。サイバー攻撃を行うグループの特定に使われることもある。

▶️仮想通貨用語集

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/28 火曜日
12:45
リキッドステーキングのリド、アップグレードを開始
仮想通貨イーサリアムのリキッドステーキングプロジェクトのリドは、主要インフラのアップグレードを開始。イーサリアムのバリデータ数を約3分の1減少できることなど内容を説明している。
12:05
サムスン電子、Galaxyスマホのウォレットでステーブルコイン導入の方針
サムスン電子はGalaxyスマホ「Samsung Wallet」にステーブルコインを導入する計画だと発表した。USDCを想定したデモを披露したが、対応銘柄や開始時期、地域は未定だ。
10:15
米クラリティー法案、上院規則の壁で8月成立は困難か=元米国政府関係者が分析
元米政府関係者は上院規則を踏まえ、仮想通貨市場構造法案クラリティー法の休会前成立が困難な理由と今後の展望を分析した。
09:40
資産トークン化の米セキュリタイズ、SEC登録の投資顧問に 
資産トークン化大手セキュリタイズは、子会社を通じてSEC登録投資顧問の資格を取得したと発表。既存事業と合わせ機関投資家のオンチェーン投資戦略を包括支援する体制を整えた。
08:15
米スポーツ用品大手ファナティクス、BGCから予測市場向け取引所と清算機関を取得へ
ファナティクスが米BGCグループから予測市場向けの取引所と清算機関を取得する契約を締結した。両社は市場データ分野でも提携し、個人投資家と機関投資家をつなぐ予測市場基盤の構築を目指す。
07:35
分散型ストレージのStorj、米国で破産申請
分散型ストレージサービスを提供するStorjは、自主的に米国でチャプターイレブンの適用を申請。仮想通貨STORJの価格は一時19%超下落した。
07:20
Ondo Finance、新執行レイヤー「Ondo Network」発表
Ondo Financeが新しい実行レイヤー「Ondo Network」を発表した。中央集権型取引所並みの速度とプライバシーを、検証可能でノンカストディアルな設計と両立させる狙いがあり、今後の関連アプリ拡大が注目される。
06:35
ビットマイン、先週9946ETHのイーサリアムを新規購入 5%目標の96%まで到達
米上場企業ビットマインが先週9,946ETHのイーサリアムを新規購入したと発表した。保有総額は1.9兆円に達し、5%目標到達度は96%となった。
05:55
米上院共和党、クラリティー法案の本会議入り急ぐ=報道
米上院共和党は今週、仮想通貨市場構造法案であるクラリティー法案の本会議審議入りに向け動き出す。60票の確保が課題となる中、ニューヨーク州司法長官は議会に規制強化を求める証言を提出した。
05:35
サークル、約1000件のIBMブロックチェーン特許を取得
ステーブルコイン大手サークルがIBMのブロックチェーン特許ポートフォリオを取得したと発表した。680件超の特許ファミリーを獲得し、米国内最大の保有企業となった。USDC等の基盤強化に活用する方針。
07/27 月曜日
21:25
ストラテジー、ビットコイン新規購入を再度見送り 新たに883億円調達
ビットコイン保有大手ストラテジーが7月20〜26日の週にもビットコインを新規購入せず、84.3万BTCの保有を維持したと発表した。同時に普通株式を5.4億ドル売却し、資金調達を続けている。
15:58
トップアナリストと語るビットコイン相場展望|WebX2026
WebX2026のアナリストセッションを詳報。仮想NISHI、長谷川友哉、松嶋真倫の3氏が示した年末BTC予想は5万・6万・8万ドルに分岐。利上げ観測とオンチェーン指標、どちらを重く見るかで読みが割れた理由を解説。
15:53
バイナンスへのビットコイン流入 クジラ44%減、個人22%減
クリプトクアントが指摘。バイナンスへのビットコイン流入でクジラと個人投資家の乖離が拡大している。クジラは過去30日で44%減の39億ドル、個人は22%減の78億ドルとなり、個人がクジラの2倍規模に。29日のFOMC結果が今後の動向を左右する。
14:27
BitMart、取引所事業を段階的に終了 8月26日に全取引停止
仮想通貨取引所BitMartが取引プラットフォーム事業の段階的終了を発表。8月26日に全取引サービスを停止し、2027年1月31日に運営を正式終了する。前CEOのチャウ氏は意思決定への関与を否定し、準備金証明も未公開のままだ。
12:52
米CFTC、予測市場における「テンプレート型」一括契約認証に注意喚起 審査困難と指摘
米商品先物取引委員会は、予測市場について、条件の異なる契約を一つのテンプレートで一括申請する慣行に注意喚起した。適切な例と不適切な例を提示している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧