はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

6/13(水)|G20が近付き規制の動き強まる・主要20通貨の半数以上が10%を超える暴落

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
仮想通貨市場は、ビットコインの下落が継続したことが市場全体に影響し、全面安の状況となりました。 国際的な影響のある「G20」が近づいたことで仮想通貨への規制の動きが強まりつつある傾向も見受けられます。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は、ビットコインの下落が続いたことが市場全体に影響する形で、全面安に。

出典:TradingView

13日21時現在も軟調な相場が続き、24時間比でビットコインが5%、イーサリアムが9.7%、XRPが8.2%と大きく下落し、時価総額基準で主要20通貨では12通貨が10%超えと暴落相場となりました。

時価総額データを提供するCoincapのデータでは、時価総額100位までの通貨でプラスになったのは3通貨のみで、各通貨の好材料も市場全体の下落の波に呑み込まれた形となりました。

100位の中で下落幅が大きかったのは、Nano、0x、Mithrillで、24時間で約20%の下落幅を記録。

ビットコインの下落が続く状況に懸念が広がっていますが、相場下落の原因は、市場全体のセキュリティ問題と、先が見えない各国の規制も起因していると考えられます。

規制面では金融活動作業部会 (FATF)が、2019年に仮想通貨取引所の強制的規制の討論が行う予定であることや、7月に控えるG20問題、SECが進めるセキュリティトークンへの適応などが注目点です。

CoinPostの参考記事

ビットコイン暴落の理由と仮想通貨相場反発に必要な条件とは|BTC今年最安値間近に
ビットコイン暴落の理由と仮想通貨相場反発に必要な条件を考察。BTC価格下落が続く現在の状況を、仮想通貨取引所のセキュリティと規制問題や取引量の観点、今後の課題から今後の動きを読み解きます。

セキュリティトークンについて

米国証券取引委員会(以下、SEC)の代表を務めるJay Clayton氏(以下、Clayton氏)は、6月11日〜6月12日にかけて行われたウォール・ストリート・ジャーナル CFOネットワークの年次会合に登壇しました。

この登壇は、6/6に行われたCNBCのインタビューに続く形で行われ、セキュリティトークンに関する正式な場での発言が注目を集めています。

実際にインタビューで言及した内容と同様、資金調達によって発行されるほとんどのトークンが証券に該当するため、適切に規制されるべきであると言及。

「人々がトークンと呼べば、規制が適応されないという考えを持っていることが残念だ。その考えが間違っていることを明確にさせたい。」

さらにClayton氏は、既存の証券の定義が、長期に渡って適切に作用してきており、結果としてアメリカの証券市場を19兆ドル(約2100兆円)規模の世界最大の証券市場にまで発展させたことから、その定義を変えるつもりはないことを主張しました。

そして、「仮想通貨は、ドルや、ユーロ、円などの法定通貨の代替となり得るビットコインのようなものを指す」と語り、ビットコインのような仮想通貨は、通貨として定義され、証券ではないことを示唆しています。

仮にSECが正式にセキュリティトークン規定の適応を行なった場合、証券(該当通貨)の提供だけでなく、取引も規制の対象となります。

SECの今後の対応

資金調達の過程で発行されるほとんどのトークンは、証券であると定義しているSECですが、具体的なユースケースを持つトークン(ユーティリティトークン)は、証券に定義されるのかという疑問も上がってきています。

そこでSECは、その取引が投資契約に該当するかを見定める”Howey Test”を使用して、そのトークンが証券に値するか否かを判断することを明らかにしています。

短期的には悪い材料と見られてはいるものの、未だ多くのICOが詐欺に近い事実を踏まえると、SECがICOの前にそのトークンを精査することで、消費者保護に繋がることは、市場全体にとってもプラスであると考えられています。

しかし、証券とユーティリティトークンの明確な分類方法については、改善の余地があると言えるでしょう。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、方向感定まらず、ほぼ横ばいで推移。

昨日上げたREMIX(3825)が3.62%高と続伸した一方で、GMO(9449)は3.93%安となりました。

7月に本稼働予定とするSBIVCの仮想通貨取引所「VCTRADE」や、時期未定のコインチェック(アルトコイン)再稼働までは材料に乏しく、一時期と比較して薄商いがしばらく続く可能性も考えられます。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/08 火曜日
07:40
ソラナ基盤パンプ・ファン、4日後にPUMPトークン上場予定 ライバルのレッツボンクが首位奪取
ソラナ系ミームコイン工場パンプ・ファンが7月12日にPUMPトークンを上場予定。一方、競合のレッツボンクが24時間取引量でパンプ・ファンを初めて上回った。
07:15
米国の仮想通貨現物ETF、次の商品のローンチは秋の初めか
米SECが新たに仮想通貨のETFを承認するのは、秋の初めごろになる可能性があるとの見方が上がった。SECは現在、XRPやドージコインなどの複数の現物ETFの承認判断を延期している。
07:05
米上場Bit Digital、企業資産をビットコインからイーサリアムに転換完了
米上場企業ビット・デジタルが企業資産のイーサリアム完全転換を発表。280BTCを売却し10万ETH超を保有。株価は一時20%急騰し時価総額10億ドルまで拡大。
06:25
売却ではなくアドレス更新か、14年以上動かなかった1兆円相当のビットコイン移動の謎
14年間動かなかった8万BTC超(1兆円相当)が先週末に移動。アーカムや有識者は単純なアドレス更新の可能性を指摘。売却の兆候は確認されていない。
06:00
ストラテジー、42億ドル資金調達発表 3カ月ぶりビットコイン購入見送りも
マイケル・セイラーのストラテジーが優先株発行で42億ドル資金調達を発表。先週は3カ月ぶりに仮想通貨ビットコイン購入を見送り。650億ドル相当のビットコイン保有を維持。
05:35
米政府関連ウォレットが3200万円相当ETHをコインベースに送金、仮想通貨準備金関連か?
米政府関連ウォレットが7月8日に仮想通貨イーサリアムをコインベースに送金。売却ではなく保管目的との見方も。
07/07 月曜日
19:35
Mofu Mofu NFT:東宝がWeb3参入、SaltSweeetと創るIPプロジェクト
東宝アニメーション支援のもと、SaltSweeetが開発するMofu Mofu Music CaravanのNFTが7月11日ローンチ。3ヶ月返金保証付き「流動性担保型ミント」で安心参加が可能。
16:00
Binance Japan千野剛司社長が語る日本市場戦略|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、世界最大級の暗号資産取引所Binanceの日本法人が、国内最多60銘柄の取扱いを達成。千野剛司社長がWebX 2025への期待と日本市場での展望を語る。
15:57
メタプラネット、約345億円でビットコイン追加購入 保有量15,555BTC
メタプラネットが345億円でビットコイン2,205BTC追加購入。累計保有量15,555BTCで世界上場企業5位に。555ミリオン計画の進捗と株価への影響、今後の戦略を詳しく解説。
13:57
ヴィタリックらがイーサリアムのトランザクションごとのガス上限を共同提案 DoS攻撃対策と安定性向上目指す
イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏と研究者のトニー・ワースタータ氏は、ネットワークのセキュリティと安定性向上を目的として、トランザクションごとのガス使用量にプロトコルレベルの上限を導入するEIP-7983を提案した。
12:21
イーロン・マスク、新政党でビットコイン支持示唆 法定通貨への懸念表明
イーロン・マスク氏が新政党「アメリカ党」でビットコイン支持を表明。「法定通貨は絶望的」と発言し、暗号資産への姿勢を鮮明に。トランプ氏との対立から第3政党設立へ。2026年中間選挙で限定的な議席獲得を目指す戦略も明らかに。
12:15
UAE当局、トンコインによるゴールデンビザ取得プログラムを否定=報道
アラブ首長国連邦当局がトンコインのステーキングでゴールデンビザを取得できるプログラムを否定した。当ビザの要件で仮想通貨投資家は対象外と表明している。
12:07
ビットコイン高値圏で推移、取引所の流入・流出比率は3年ぶり低水準に
ビットコインは109,060ドルで小幅上昇。取引所流入・流出比率が0.9まで低下し、2023年弱気相場以来の最低水準を記録。昨年11月の米大統領選以降、約20万BTCが取引所から流出し、残高は280万BTCと7年ぶりの低水準となった。これは投資家の長期保有志向の強まりを示しており、短期投機から長期価値投資へのシフトが鮮明になっている。
09:22
米シークレットサービス、過去10年間で犯罪関連の仮想通貨580億円相当を押収
米シークレットサービスが過去10年間で4億ドル相当の仮想通貨を押収した。米国では豚解体詐欺による銀行破綻も発生しており捜査当局は仮想通貨が関連する犯罪への対処を進める。
07/06 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH価格特化の新組織誕生や米国初のソラナ現物ステーキングETF上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧