はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米証券取引大手ICE、仮想通貨プラットフォームに戦略的投資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ICE、tZeroに戦略的投資

米インターコンチネンタル取引所(ICE)は22日、デジタル資産プラットフォームtZeroの戦略的資金調達ラウンドに出資したことを発表した。これに伴い、ICEのDavid Goone最高戦略責任者がtZeroの新たなCEOに就任する。

投資の詳細な条件については開示されていないが、ICEの財務状況に大きな影響はもたらさないという。

ICEは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)をはじめ、様々な取引所や清算機関をグローバルに展開する金融大手である。ICEのJeff Sprecher会長兼CEOは、Goone氏のtZero CEO就任について次のように話した。

David Gooneのリーダーシップや、取引、データ、清算技術に精通した能力は、tZEROが次世代市場インフラの成長と採用を主導していくにあたって、大きな財産となるだろう。

tZeroは、子会社を通じて、ブロックチェーンベースの取引システムを運営しており、企業がトークン化した株式(セキュリティトークン)を上場できるようにしている企業だ。同社プラットフォームは、米証券取引委員会(SEC)の規制に完全に準拠している。

デジタル資産のブローカー・ディーラーも運営し、多くの仮想通貨を提供している。同社の説明によると「透明性の高いデジタル市場を求めるトークン発行体や金融会社と、非公開資産、公開株式、仮想通貨、NFT(非代替性トークン)などへのアクセスを求める投資家を結び付けている」という。

セキュリティトークンとは

有価証券をトークン化してブロックチェーン上でやり取りするものである。有価証券は保有している資産を証明するものでなければならず、その価値が法定通貨などで担保されることに基づき、セキュリティトークンとは「ブロックチェーン上で管理する、株式や債権など」と言い換えられる。

▶️仮想通貨用語集

オンライン小売企業なども出資

tZeroに今回出資した企業は、ICEの他に、オンライン小売企業Overstock.com、ブロックチェーン特化ファンドMedici Venturesなども挙げられる。

Overstock.comのJonathan Johnson CEOは、次のようにコメントした。

私たちは、資本市場においてブロックチェーン技術の採用を加速させることを早くから提唱しており、それを実現するためにtZEROを長い間支援してきた。

今回の新たな資本注入により、tZEROは規模を拡大し、ブロックチェーン技術を活用して、より効率的で透明性の高い金融市場を実現することができるだろう。また、資本市場を民主化するためのイノベーションも継続できると思う。

NYSEも仮想通貨取引に関心

ICE傘下のニューヨーク証券取引所(NYSE)は10日、米国特許商標庁にNFTや仮想通貨の取引サービスを提供するマーケットプレイスについて、商標登録を提出した。仮想通貨の取り扱いに関心を高めていることを窺わせる。

関連米NY証券取引所、NFT電子市場の商標登録を提出

関連:「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/13 火曜日
17:09
ビットバンク、コスモス(ATOM)取扱開始、手数料無料キャンペーン実施
ビットバンクがコスモス(ATOM)の取扱いを開始。6月12日までメイカー・テイカー共に手数料0%のキャンペーン実施中。現物取引、販売所、貸出の3サービスに対応、「貸して増やす」なら年率最大5%の運用も可能だ。
14:15
韓国大統領選、仮想通貨現物ETF導入公約で実現性高まる
6月の韓国大統領選で与党「国民の力」党と野党「共に民主党」の両候補が仮想通貨現物ETF承認を公約した。人口の約30%が仮想通貨取引を行う韓国で、各党が若年層を含む仮想通貨投資家にアピールしている。
13:45
米SECのアトキンス新委員長、仮想通貨規制改革を明言
米SECのアトキンス新委員長が仮想通貨円卓会議で、旧体制下の「場当たり的」政策を批判し、仮想通貨規制の改革方針を発表した。発行・保管・取引の3分野で具体策を示している。
13:18
ビットコインのデフレ化加速か、セイラーのストラテジー社のBTC買い占めが影響
ストラテジー社のビットコイン購入ペースが市場に与える影響をクリプトクオントのCEOが分析。供給不足とデフレ圧力が強まり、BTCの価格安定化に向けた新たな力が働いている。
12:18
市場予想上回る米中関税引き下げ合意で「リスク選好」強まる 機関投資家の資金流入は4週連続増
トランプ政権の米中関税合意で市場の不確実性が緩和し、日米株式市場では株価が大きく上昇した。ビットコイン(BTC)は10万ドル台維持した。仮想通貨ETFへの資金流入4週連続増加で年初来67億ドルまで到達した。
12:00
ザ・グラフ(GRT)とは?将来性・買い方|Web3時代の検索インフラ
プロジェクトがGRTを選ぶ ブロックチェーンの取引量は日々うなぎ登り── NFT、DeFi、ゲーム、DAO……あらゆる Web3 アプリが生み出すオンチェーンデータは、もはや個…
11:30
米上場のGD Culture Group、440億円超調達でビットコインとトランプコイン購入計画
米ナスダック上場企業GD Culture Groupが最大3億ドルの資金調達を発表。ビットコインと公式トランプコインの購入を含む仮想通貨戦略を展開していく。
11:00
ナカモトとナスダック上場企業、1000億円を調達しBTC保有開始へ
ナスダック上場企業カインドリーMDは、仮想通貨ビットコインのトレジャリー企業ナカモトホールディングスと最終的な合併契約で合意。1000億円を調達しビットコイン戦略を開始する。
10:45
トランプ一族関連「アメリカン・ビットコイン」、ナスダック上場へ前進
トランプ大統領の息子エリック氏が戦略責任者を務める「アメリカン・ビットコイン」がグリフォン・デジタルとの合併契約を締結した。ナスダック上場を目指している。
09:42
米デル、ビットコイン保有提案を拒否 8500億円超の資産は現金・債券で維持
デル・テクノロジーズが全米公共政策調査センターによる58億ドルの現金準備の一部をビットコインに転換する株主提案を正式拒否。マイクロソフトも同様の提案を却下した経緯あり。
08:25
トランプ大統領晩餐会コンテスト終了、TRUMPコイン上位220名が招待へ
トランプ大統領の公式ミームコイン「TRUMP」の運営チームが上位220名の保有者を対象とした晩餐会コンテストの終了を発表。参加者には限定NFTも付与予定だ。
07:55
ナスダック上場企業、ビットコインなど保有の1億ドル規模準備金創設へ
ナスダック上場のアンバーは、1億ドル規模の仮想通貨エコシステム準備金の創設計画を発表。ビットコイン、イーサリアム、XRPなどを保有することや、創設の目的を説明した。
07:40
コインベース株価9%超上昇、S&P500指数入りを好感
米最大の仮想通貨取引所コインベースがS&P 500指数に採用決定。5月19日から指数入りし、発表後に株価が9%超上昇。純粋な仮想通貨企業としては初のS&P 500入りとなる。
07:15
アーサー・ヘイズ「仮想通貨も株も全て買いだ」
著名トレーダーのアーサー・ヘイズ氏が「全て買え」と強気発言。米中が90日間の大幅関税引き下げで合意し、ビットコインは10.4万ドル突破したが、その後反落。
06:20
トランプ大統領のSNS『Truth Social』、ミームコイン発行のうわさを否定
ドナルド・トランプ氏所有のTruth Socialが新たなミームコイン発行を準備していると報じられた。「次のTRUTHは最も重要なもの」との投稿がSNSで物議を醸している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧