米国でサービス提供を開始
暗号資産(仮想通貨)取引所および決済サービスなどを運営するCrypto.com(クリプトドットコム)は15日、自社の取引所である「Crypto.com Exchange」が米国で正式にサービス開始することを発表した。
🚦Some things are worth the waithttps://t.co/A7lhUEyVZW Exchange is now in the U.S.
— Crypto.com Institutional (@Cryptocom_Insto) March 15, 2022
Priority access for institutional investors:
🏦Deep liquidity for all market conditions
🔒Robust security
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Crypto.com Exchangeは、仮想通貨のスポット取引、デリバティブ、レンディングなどを取り扱うCrypto.com独自の取引所だ。
今回、米国で正式に一般向けサービスとして開設することが決定し、今後数カ月の間に順次展開される予定だ。現在はウェイトリスト登録が始まっており、まずは一部機関投資家へのインビテーション送付から開始されている模様。
CEOのコメント
米国でのサービス開始について、Crypto.comのCEOであるKris Marszalek氏は次のように述べている。
私たちは、プロのトレーダー向けサービスを米国で拡大できることにとても興奮しています。
Crypto.com Exchangeは、初期ローンチ段階においては米国の機関投資家をサポートします。できるだけ早く、すべての人に展開できるようにしますので、楽しみにしてください。
Crypto.comのプロダクト
Crypto.comは、ウォレットアプリ、取引所や決済サービス、仮想通貨対応VISAカードの発行など、仮想通貨の様々な分野にて幅広いプロダクトの提供を行う。
直近ではスポーツ関連の提携が目立つものの、20年夏以降はDeFi分野へ積極的に参入。21年に入ってからは自社運営の取引所開発を精力的に進めており、1月にはレンディングサービスを、2月にはデリバティブ取引サービスを立て続けにリリースしている。
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また、過去にはマルタやオーストラリアで金融機関のライセンスを取得しているほか、仮想通貨国際規制団体「IDAXA」に加入する、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)のサイバーセキュリティおよびプライバシーにおけるフレームワークにて最高評価を受けるなど、規制面から見た安全性保証にも取り組んでいる。
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