今週のニュース
一週間(3/12〜3/18)のニュースを中心にまとめてお届けしていく。
今週は、ウクライナのゼレンスキー大統領が、暗号資産(仮想通貨)取引を合法とする法案に署名した記事が多く読まれた。EU議会でPoW(プルーフオブワーク)銘柄禁止条項が非承認になったニュースも注目を集めている。
仮想通貨市場については、5〜11日の仮想通貨相場に関する騰落率やアナリスト分析を掲載した記事が最も読まれた。また、ウクライナ情勢や米連邦公開市場委員会(FOMC)の影響に対する関心の高さも窺える。
このほか、人気NFT(非代替性トークン)プロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」の独自通貨ApeCoin(エイプコイン)のエアドロップが公表され、仮想通貨取引所のバイナンスやコインベース、FTXなどが取扱開始を発表した。
今週のニュースランキング
1位:ゼレンスキー大統領、仮想通貨合法化法案に署名 ウクライナ(3/17)
ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、仮想通貨取引を合法とする法案に署名。これにより、仮想通貨取引は同国において正式に合法となった。(記事はこちら)
2位:ロシア富裕層、アラブ首長国連邦で仮想通貨を大規模売却か=報道(3/12)
アラブ首長国連邦(UAE)の仮想通貨関連企業に、ロシア系の富裕層顧客から、ビットコイン(BTC)などの清算が多く要請されているようだ。清算要求は数十億ドル(数千億円)規模のものも含まれるという。(記事はこちら)
3位:PoW銘柄禁止条項を非承認、EU議会で仮想通貨法案投票(3/15)
欧州連合(EU)における仮想通貨の規制枠組みを制定する法案「MiCA」は、PoWに基づく銘柄を禁止する条項が委員会の投票で非承認された。EU議会の経済開発委員会投票では、32の反対票と23賛成票で非承認される結果となった。(記事はこちら)
相場ニュースランキング
1位:ビットコインはリスクオフとインフレヘッジの狭間で綱引き状態か、来週はFOMCなどに留意(3/13)
5〜11日の仮想通貨相場について騰落率やアナリスト分析を掲載。ビットコイン対円相場は、週央に上値を試す展開を繰り広げ490万円にタッチするも、後半にかけて上げ幅を掻き消し、11日正午時点で、週足ベースで横ばいとなった。(記事はこちら)
2位:地合い改善で仮想通貨買われる、アルト市場では一部銘柄に物色の矛先(3/17)
利上げ観測のあった3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が通過したことによる相場アク抜けのほか、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアとの停戦協議の交渉に向け前進する可能性を示唆、中国政府による景気刺激策などが伝わり投資家心理が改善した。(記事はこちら)
3位:ロシア利払い実施でデフォルト回避、ビットコインは4万ドル上で揉み合う(3/18)
国際経済から孤立し債務能力が危ぶまれていたロシアが、直近の債務払いについてデフォルト(債務不履行)を一旦回避。18日の仮想通貨市場では、ビットコイン価格が前日比-1.0%の481万円(40,562ドル)となった。(記事はこちら)
仮想通貨・ブロックチェーン業界ニュース
バイナンス、BAYCの独自通貨Apecoin(APE)の取り扱い開始(3/17)
仮想通貨取引所バイナンスは17日、人気NFTプロジェクト「BAYC」の独自通貨ApeCoinの取扱開始を発表した。(記事はこちら)
「エヴァ」メタバース、スモールワールズ TOKYOが構築へ(3/12)
東京の屋内型ミニチュア・テーマパーク「スモールワールズ TOKYO」は、メタバースプラットフォーム「DreamVerse」の運営企業と提携して、独自の仮想空間を立ち上げることを発表。第一弾として、「エヴァンゲリオン 第3新東京市」エリアなどを、消費者が参加できるメタバースにするとした。(記事はこちら)
イーサリアム、PoS移行に進展 最新テストネットで「The Merge」を実行(3/17)
イーサリアム(ETH)は15日、最新のテストネット「Kiln」をローンチし、「The Merge」を実行したことが分かった。長期に渡って期待されている大型アップグレードに、また一歩近づいた。(記事はこちら)
米リップル社、助成金の資金に10億XRPを追加 開発者を長期的に支援へ (3/18)
米リップル社は17日、同社が提供している助成金プログラムの資金に940億円相当を追加することを発表。仮想通貨XRPを10億枚(=940億円相当)追加し、分散型台帳「XRPレジャー(XRPL)」を利用する世界の開発者を長期的に支援する。(記事はこちら)
金融庁、仮想通貨業者に制裁対象者の送金停止を要請(3/14)
金融庁は14日、仮想通貨交換業者に対して、資産凍結などの対象者と判断したアドレスに、仮想通貨の移転(送金)を行わないことなどを要請した。この要請は、現在のウクライナ情勢を踏まえて行われたものである。(記事はこちら)
仮想通貨テラの共同創設者、1年後の価格を巡り1億円の賭けに応じる(3/15)
テラ(LUNA)の共同創設者Do Kwon氏は14日、LUNAの1年後の価格に関する賭けに応じた。賭けの金額は100万ドル(約1億円)で、1年後のLUNAの価格が賭けの時点から上昇しているか下落しているかという内容である。(記事はこちら)