仮想通貨には直接投資しない
世界有数のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエーツ(Bridgewater Associates)」は暗号資産(仮想通貨)ファンドに投資する計画があるようだ。CoinDeskが22日に情報筋の内容として報じた。
ブリッジウォーターの運用資産は約18兆円に達しているが、仮想通貨ファンドへの投資は小規模になる見込みだ。また、ブリッジウォーターの公式見解としては代表者が仮想通貨関連の投資計画はないとが発言したが、4人の関係者は2022年半ばに参入する予定があることを明かしたという。
ブリッジウォーターの創業者Ray Dalio氏は2021年5月に個人のビットコイン(BTC)運用を発表し、会社としてビットコインを含めた現金に代わる価値の保存手段を研究していた背景がある。また、今年の1月には機関投資家による仮想通貨・ブロックチェーン投資のトレンド変化に関する研究レポートを発表していた。
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伝統ヘッジファンド勢が仮想通貨関連の投資に参入する事例はこれまでも複数見られた。億万長者投資家のAlan Howard氏が率いるヘッジファンドや、米Renaissance Technologies、George Soros氏が設立したSoros Fund Management社などがその一例だ。