ディーカレット、脱炭素化推進に向けた協同実証実験を実施  ブロックチェーン技術を用いた電力取引プラットフォームを活用

ブロックチェーンを用いた実証実験

デジタル通貨事業を推進する株式会社ディーカレットDCPは31日、ブロックチェーン技術とデジタル通貨を用いた電力取引プラットフォームを活用して、中小企業の脱炭素化推進に向けた協同実証実験を実施したことを発表した。

今回の発表は、デジタル通貨フォーラムの電力取引分科会サブグループBにおける活動の一環。同グループでは、「エネルギー分野におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)とGX(グリーン・トランスフォーメーション)の融合」や「中小企業のカーボンニュートラル支援の実サービス化」に向けた取り組みが行われている。

実証の概要は、「対応コストの高さ」などを理由に温室効果ガス削減等のカーボンニュートラルに向けた取り組みを実施できていない中小企業(全体の約9割)をサポートするサービスの提供。

具体的には、ブロックチェーン上の電力トークンに「設備ID」や「電力データ」、「発電出力」などの関連データを付与し、発電内容や企業の電力需要のデータ化、再生エネルギー電源のスコアリングなどを行っている。

出典:ディーカレットDCP

ディーカレットDCP側は、今回の実証成果と今後について以下のようなコメントを残している。

中小企業におけるカーボンニュートラルへの取り組みが進まない要因である、情報面・対応リソース面での「不明瞭・情報不足」、資金面での「対応コストの高さ」に対して、情報提供・マッチング等のサポートを行うことで課題を解消し、中小企業のカーボンニュートラルへの取り組み促進に寄与できる可能性を確認しました。本取り組みによる各種データを用い、サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルの取り組みへの活用等についても引き続き検証を行ってまいります。

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株式会社ディーカレットについて

株式会社ディーカレットは2018年1月に設立された企業で、暗号資産(仮想通貨)取引所「DeCurret」を運営することで知られる。

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これまでに多くの仮想通貨関連の動きを見せており、21年11月には凸版印刷、KDDI、NTTドコモ、HashPortらと共に「デジタル通貨フォーラムNFT分科会」を設立した。

NFT(非代替性トークン)領域におけるデジタル通貨の利用について検討と実証実験に加え、NFT領域におけるデジタル通貨決済の普及に向けた課題の特定と解決策の提案を目的としており、既にパレットチェーンを用いたNFTマーケットプレイスでの決済に関する実証実験の検討に着手している。

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また、22年2月には、グローバルに事業を展開する暗号資産金融サービス大手Amber Groupの傘下に参加。株式会社ディーカレットの全株式がAmber子会社のWhaleFin Holdings Japan株式会社に譲渡され、ディーカレットの『デジタル通貨事業』については、株式会社ディーカレットDCPが承継する格好となった。

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