これから暗号資産(仮想通貨)取引を始めたいと考えている方で、どの観点から口座を選べば良いか分からない方も多いと思います。しかし、共通認識として、少額資金かつ安全性の高い取引所で始めたいのではないでしょうか。本記事では、低資金で始められ強固なセキュリティを誇る仮想通貨取引所、「ディーカレット」の特徴とおすすめについて解説していきます。
- 目次
1.ディーカレットの運営会社の概要と取引所の特徴
まずは、ディーカレットを運用している会社の概要と取引所の全体的な特徴についてです。注目点として、金融ライセンスを所持している取引所か否か。また、通貨銘柄、取引単位、手数料など、基本的な特徴についても表を用いて説明します。1-1 ディーカレット運営会社
ディーカレットは、2018年1月に設立された株式会社ディーカレットが運営する仮想通貨取引所です。
同社はKDDIやコナミホールディングスなど、12社の名立たる企業から出資を受けており、多くの大手企業の期待を背負っている仮想通貨取引所と言えるでしょう。
また、金融庁から許可されている取引所(関東財務局:第00016号)であるため、違法なハッキングなどから金融資産を守るセキュリティ対策は万全です。
1-2 取引所の基本スペック
特徴 | 取引所 | 販売所 |
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取扱通貨 |
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両建て | △(※ビットコインとXRPは不可) | △(※ビットコインのみ不可) |
最小取引単位 |
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最大取引単位 |
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1日あたりの最大取引量 |
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保有上限 | 上限なし | |
取引手数料 |
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無料(※取引時スプレッドは発生する) |
入出金手数料 |
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注文方法 |
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取引時間 | 365日24時間(※メンテナンス時間を除く) | |
取引チャネル | PCウェブサイト(当社APIの使用を含む)、スマートフォンアプリ「DeCurretアプリ」(iOS, Android) |
2021年4月より、投資家が同じ指標を元に取引できる取引所が実装されました。今まで販売所を軸にサービス提供していた同社にとって、大きなシフトチェンジの瞬間となるでしょう。
また、ユーザーにとっても、仮想通貨取引を楽しめるチャネルが増えました。今まで取引所がなく口座開設を断念していた方は、これを機に新しい口座から取引を始めてみてはいかがでしょうか。今回、実装された取引所については、下記にて販売所の特徴と共に詳しく解説していきます。
2.ディーカレットの注目すべき特徴
ディーカレットの主な特徴は、人気の仮想通貨の取扱いや低資金取引が可能な最小取引単位、そして各種手数料がほとんど無料である点です。ここでは、上記の表を用いて、仮想通貨初心者向けに取引所としてディーカレットをおすすめするポイントを3点紹介します。
2-1 取引可能な主要通貨ペア―取引所は4種:販売所は5種
ディーカレット取引所では、ビットコインだけでなく、イーサリアム、XRP、オントロジー、クアンタムの4種のアルトコインが取引できます。オントロジーは国内取引所ではディーカレットが初めて上場させた銘柄です。また、販売所であればビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコインの5種類が取引対象です。
各通貨ごと特徴があり、相場での値動きも通貨によって異なります。初めは、ビットコインのみの取引でも、経験を積んでいくうちに自身に合った通貨を見つけ取引することが可能です。さらに、数種類の通貨へ分散投資し、リスクヘッジするトレーダーも頻繁に見受けられます。取引手法に合わせて通貨を選択し効率的に利益を狙えるのも、複数の通貨銘柄を取扱うディーカレットの特徴でしょう。
2-2 低資金でも問題なし―最低取引単位は0.0001BTC
ビットコインを含む仮想通貨取引では、市場価格が数十万、数百万円の通貨があり、資金力がある方しか取引できないと思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、実は市場で表示されている価格は、取引単位を1BTCや1ETHに設定した場合の価格です。つまり、取引単位さえ低く設定すれば、十分の一、百分の一やそれよりもさらに低い価格で取引できます。
ディーカレット取引所では、最小0.001BTCから取引を始めることが可能です。アルトコインは、イーサリアムが0.01ETH、XRPが100XRP、オントロジーが1ONTから取引できます。販売所の場合、さらに低く、最小0.0001BTC、アルトコインも0.0001ETHや0.0001BCHです。これらの取引単位であれば、初期資金は1,000円あれば十分な取引が可能で、初心者でも仮想通貨投資を始めやすいでしょう。
さらに、低資金であれば、新しいトレード手法なども積極的に試すことができます。少しでもリスクを減らして仮想通貨取引の経験を積みたい方には、魅力的な特徴とも言えます。
2-3業界最安水準の各種手数料
仮想通貨取引所は、Taker/Maker手数料制です。Makerとは指値取引を出した取引者を指し、Takerはその注文を発注した取引者を指します。Makerの手数料は-0.03%で、Takerが0.23%の設定です。各取引毎に発生するため、Taker側の方は注意しましょう。
販売所では、通貨購入以外に入出金手数料や取引手数料など、目に見えない部分で支払いが発生することがあります。しかし、ディーカレットで取引すれば、各種手数料はほとんど発生しません
ディーカレットでは、通貨を売買する際の取引手数料と口座に資金を入金する際の入金手数料は無料です。ただ、出金時は1回あたり275円の出金手数料が発生するため、注意しましょう。また、通貨取引時に、スプレッド(売値と買値の差額)を支払わなければいけません。
とはいえ、スプレッドは基本的にどの取引所でも発生します。また、出金はある程度利益が出た際にすれば負担になりにくいため、これらの支出はあまり気に留めなくても問題ないでしょう。
3.初心者に優しいシンプルな設計と手厚いサポート体制
シンプルな操作性も特徴の一つです。最初の全体の総資産の画面から、購入や入出金等の画面にそれぞれ飛ぶことができます。またその次の画面では、評価損益が一目で把握できるデザインです。
シンプルで文字の大きさも見やすいように調整されているため、ユーザー目線に立って設計されていることがわかります。
アプリだけでなくPCでの操作も容易です。入出金についても可能な限りワンクリックで簡単に操作できることを追求している部分からも初心者向けの取引所と言えるでしょう。
また、ディーカレットは土日祝日も受け付ける手厚いカスタマーサポート体制を敷いています。問合わせフォーム で「メール」か「チャット」のどちらの方法で問い合わせを行うかを選択して問い合わせをすることができます(※2021年1月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のためサービスを縮小しており、チャット対応は一時停止中)。なお、電話でのサポートは受け付けていません。
4.堅牢なセキュリティ
利用する取引所を決める際のひとつの大きな基準となるのが流出や盗難などに対するセキュリティでしょう。ディーカレットの親会社は、インターネットサービスにおける先駆的存在であるインターネットイニシアティブ(IIJ)であり、そのノウハウをいかして厳重なセキュリティ対策を行っています。デジタル通貨の保管、交換、送受に関してホームページ上で以下のような記述があり、各種機能の開発にあたってユーザーが安心して利用できるような設計を心掛けていることがわかりまう。
- 保管:デジタル通貨を安全に保管するための暗号鍵の管理、既存の金融機関と同等レベルのサイバーセキュリティ対策を実現。
- 交換:デジタル通貨の最適なレートの提供、瞬時に大量の通貨取引を安定して処理。
- 送受:送受を安全にするための依頼や承認機能、複数デジタル通貨を組みあわせて送ることが可能。
また、代表取締役社長の時田氏が「ハッキングは弊社では絶対にあってはならない」と発言していることから、セキュリティ対策に最優先で取り組んでいることが窺えます。
5.仮想通貨で電子マネーチャージ
ディーカレットの大きな目玉機能と言っても過言ではないのが、仮想通貨の「電子マネーチャージ」サービスです。専用アプリから対象ブランドを選びチャージ額を入力するだけで、保有する仮想通貨を電子マネーにチャージすることができるようになります。
仮想通貨へのチャージは、ディーカレットのウォレットに保管されている仮想通貨を法定通貨に交換することで、電子マネーにチャージする仕組みで、電子マネーチャージ/交換申請を行った時点の所定レートで法定通貨(円)に換算の上、指定した電子マネーブランドにチャージされます。
関連:仮想通貨で電子マネーチャージ ディーカレットが新機能を公開|auWALLET・楽天Edyなどに対応
現在はauWALLET、楽天Edy、nanacoギフトが対象です。対象ブランドは今後も拡大していく予定で、冒頭で記述した出資を受けた企業の中には、東日本旅客鉄道も含まれていることから、suicaへのチャージも検討されています。
このサービスは同社が立ち上げ当初から掲げていた「投機目的とは異なる仮想通貨を中心とした取引以外のサービス展開」というテーマを形にしたものといえます。
将来、仮想通貨が投資目的で購入されるだけでなく、日常生活に欠かせないインフラとして広く使われるようになれば、ディーカレットのこの機能は威力を発揮するでしょう。仮想通貨で電子マネーチャージができる取引所は現状、他にありません。
ディーカレットの取扱銘柄は、販売所はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP(リップル)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)の5種類、取引所はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP(リップル)の3種類です。
また、新興の取引所のため、他の取引所と比べてまだ取扱銘柄が少ないのがネックですが、デジタル通貨のメインバンクを目指すことを標榜していることから、今後徐々に種類を増やしていくものと思われます。
6.初心者はお試しから―充実したキャンペーン
ディーカレットでは、初回口座開設、入金をした人向けにお得なキャンペーンが用意されています。執筆時点(6月)でのキャンペーン一覧を紹介します。
6-1 最大1,500円分のビットコイン配布
内訳として、口座開設した方へ500円分、さらに入金し新規現物取引をした方には最大1,000円分がプレゼントされます。入金額に応じて受け取れる額が異なり、初回10,000円以上の入金は500円分、100,000円以上であれば1000円分の配当です。
少額から取引を始めたい方におすすめのキャンペーンとなっており、最大1,500円分のビットコインで利益を狙うことも可能でしょう。当キャンペーンは2020年11月からスタートし、終了期限は明記されていません。
6-2 最大2,000円分のビットコイン配布
不動産投資クラウドファンディングのi-Bond(アイボンド)の会員登録時、ディーカレットのアカウントIDを入力し登録を完了すると1,000円分のビットコインを付与。また、i-Bond会員登録後、1口10,000円以上の出資を完了すると、追加で1,000円分のビットコインが付与されます。
さらに、毎年9月末日時点で出資残高300,000円以上の場合、毎年10月1日に抽選を実施し、10人に10,000円相当のビットコインが付与されます。
6-3 手数料業界N0.1&スプレッド最狭水準(原則固定)キャンペーン
各種手数料と販売所スプレッドを以下の通りに提供しています。キャンペーン期間は2021年9月6日(月)12:00 ~ 2021年12月3日(金)17:00。
なお、同キャンペーンは利用者に好評だった場合には、定常サービスに昇格することもあり得るという。
6-4 取引所2銘柄でTaker手数料割引
キャンペーン期間の2021年9月14日まで、取引所の現物取引においてBTC/JPY・XRP/JPYのTaker手数料が、通常0.23%のところ0.03%で提供されています。
7.ディーカレットで仮想通貨デビュー
本記事では、仮想通貨取引所ディーカレットの概要と魅力的なポイントについて解説してきました。ディーカレットは、主要5通貨の取り扱い、最小取引単位が0.0001BTC、各種手数料が非常に安いという3つの理由から、仮想通貨取引の初心者におすすめです。また、プラットフォームもシンプルで操作しやすく、強固にセキュリティ対策されているため、安心して取引出来るでしょう。
少額資金から始められ、初回のユーザー限定のキャンペーンが適用されることも、口座開設をする上での判断材料になるのではないでしょうか。