はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

6/25(月)|ビットコイン年初来最安値更新も反発・ドミナンス推移は草コインよりBTCに軍配

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコインは軟調な相場が続き、日曜日にビットコイン価格が年初来最安値を更新した。この相場の中で数値として変化している3点を挙げ、仮想通貨相場の変化を考察します。
仮想通貨関連株
株式市場では、消費関連や内需系企業の業績に対する警戒感が広がったことで、薄商いが続いていた新興市場が崩壊。仮想通貨(ブロックチェーン)関連株も多分に漏れず、全面安の様相に。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は軟調な相場が続いています。 本日は全体的にプラス域で推移していますが、6月24日(日)にビットコイン価格が年初来最安値を更新するなど、続落していました。

ビットコイン価格は、22日(金)に金融庁より日本大手bitFlyerを含む取引所6社に対して、業務改善命令が発表されたことを受けて急落。

その直後にマウントゴックス社が、民事再生手続開始決定を行ったことで、相場の懸念材料であった売り圧力がなくなる可能性も浮上する大きなプラス材料が出たものの、相場の上値は重く、日曜日夜にかけて下落が続きました。

CoinPostの参考記事

Mt.Gox民事再生手続開始決定でどう変わる?売り圧力が消える?
6月22日、Mt.Goxの民事再生手続開始決定が、再生管財人に選出された小林信明弁護士によって発表されました。今回の民事再生手続は破産手続とどう違うのか、仮想通貨投資家最大の関心事項である売り圧力はどうなるのかについてまとめました。

ビットコインに関する数値で特に変化しているのは、以下の3点です。

  • 1、取引量の減少
  • 2、ハッシュレートの著しい増加
  • 3、BTCドミナンスの増加

1、取引高の減少

下記の画像はUSDペアの取引高になりますが、ビットコイン価格の推移に相関性を伴う形で年初から減少しています。

出典:cryptovoices.com

規制の不透明性やサイバー攻撃が複数確認されたことからも新規流入の障害となり、結果として取引高増加の弊害となっているかもしれません。

価格の高騰と取引高は相互に好循環を生み出す要因ではあるものの、通貨価値の向上には流動性の向上が求められていることは間違いありません。

そのような意味でも、1つの下落の要因となったコインチェックの再会や、SBIVCの正式なローンチ、また規制の透明性も流動性の観点から大きな意味を為す可能性があります。

2、ハッシュレートの著しい増加

ビットコインハッシュレートの増加は著しく、収益分岐点が多く議論されたものの、ビットコイン価格下落を一切物ともせず上昇の一途を辿っています。

提供:blockchain.info

新規マイナーの参入だけでなく、マイニングマシンの性能向上など、開発戦争も激化しており、価格下落による収益率現象が影響し小規模マイナーにとって厳しい状況に移行しつつあります。

このような状況の中で、最大手のBOTMAIN系マイニングプールはハッシュレートシェアを拡大している現状があります。

3、BTCドミナンスの増加

時価総額1位のビットコインの市場占有率(ドミナンス)は、相場下落時に増加する傾向が見受けられますが、下落相場に移行した5月の月初より再度上昇を開始し、5月1日の36.8%から本日6月25日には42.2%上昇の一途を辿っています。

出典:coinmarketcap.com

対照的にドミナンス減少が著しいのは主要通貨以外の通貨『OTHER』で、5月1日の27%から本日21.6%とBTCと対照的な動きとなりました。

特に100位以下となる草コインの下落率が目立つ傾向が見受けられました。

上昇率が高いことで人気な草コインと呼ばれる時価総額が低い通貨ですが、よりボラティリティが高く、下落時に弱い傾向が今回の下落相場時に顕著に現れました。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

株式市場では、消費関連や内需系企業の業績に対する警戒感が広がったことで、薄商いが続いていた新興市場が崩壊。

ジャスダック平均が200MA割れとなったほか、マザーズ指数は3%安で大幅続落(年初来安値を更新)するなど、多くの銘柄で投げが観測されました。

個人投資家の信用維持率も危険水域まで低下していると見られることから、追証回避の売りや、追証連鎖による「セリングクライマックス」が発生する可能性もあり、今後の相場環境を慎重に見定める必要があります。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株も多分に漏れず、全面安の様相に。

株主優待制度の廃止を発表したソルクシーズ(4284)が急落したほか、続落していたセレス(3696)やファステップス(2338)などが下げ足を強め、8%〜9%ほど暴落しました。

その一方、6/26(木)に株主総会を控え、7月以降にSBIVCの本稼働が期待されているSBIホールディングス(8473)がプラス引け。

先週末に金融庁が下した、認可済み仮想通貨取引所6社への業務改善命令の煽りを受けてGDスタートしたマネックスグループ(8698)も、終値では0.31%安に留まるなど、リスクオフの地合いにある中、材料を控えた好業績銘柄に資金が集中している可能性も考えられます。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
仮想通貨取引所『SBIバーチャル・カレンシーズ(SBIVC)』情報まとめ|大きく期待できる5つの理由
「SBIバーチャル・カレンシーズ(SBIVC)」仮想通貨交換サービス(VCTRADE)が8月から本稼働開始。テレビCMの実施予定、取引所モデルの板取引開始、イーサリアム(ETH)の取り扱い開始など、最新情報をまとめています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
16:03
ナッジ、ステーブルコイン決済・還元対応クレカ「HashPortカード」発行開始
HashPortとナッジが日本初となる後払い型クリプトクレジットカード「HashPortカード」を発行開始。ステーブルコインJPYCで決済・還元が可能で、利用額の0.3%をJPYCで還元。年会費無料、カード発行手数料2,500円。
15:44
金融庁が語る暗号資産規制改革の全貌──銀行参入、インサイダー規制、DEX対応の狙い|独占取材
金融庁独占取材。暗号資産規制の金商法移行について、銀行グループ子会社の参入、インサイダー取引規制導入、分散型取引所(DEX)対応の狙いを詳しく聞く。投資家保護と健全なイノベーション両立への取り組みを解説。
13:55
Bitcoin Core、史上初の公開セキュリティ監査をクリア 「重大な脆弱性なし」
ビットコインの基盤ソフトウェアBitcoin Coreが16年の歴史で初となる第三者セキュリティ監査を完了した。Quarkslabによる4ヶ月間の徹底調査で致命的な脆弱性は発見されず、300兆円規模のネットワークの安全性が裏付けられた。
13:30
金融安定理事会、ステーブルコイン監視強化を表明 G20サミット前に警告
金融安定理事会(FSB)のベイリー議長がG20首脳会議を前にステーブルコイン規制強化を表明。市場規模3000億ドル突破を受け、ECBも警戒。2026年作業計画で国際協力推進。
13:05
仮想通貨団体ら、税制改正などをトランプ大統領に要望
ソラナ政策研究所など65以上の仮想通貨団体がトランプ大統領に書簡を提出。税制の改善、規制の明確化、イノベーションや開発者保護の取り組みを求めた。
13:00
Secured Finance CEOが語るJPYC固定金利レンディングの挑戦|独占インタビュー
Secured Finance菊池氏が語るJPYC固定金利レンディングの全貌。日本円を世界の金利ベンチマークにする構想、RWA担保展開、x402対応など最新戦略を独占取材。
11:25
米SEC、今年度の仮想通貨含む執行件数が3割減 アトキンス委員長就任後は記録的低水準に=報告
米SECの2025年度執行件数が30%減の56件、金銭的和解額も45%減の8億ドルと記録的低水準に。トランプ政権下でアトキンス委員長が就任し、仮想通貨規制を大幅緩和。前政権の「執行による規制」から明確なルール作りへ方針転換。
11:02
アバランチ財務企業「AVAX One」、最大63億円規模の自社株買いを承認
仮想通貨アバランチの財務企業AVAX Oneは、取締役会が最大で約63億円規模の自社株買いを承認したと発表。また、購入規模を増やしたり、購入期間を延長したりしていく可能性があるとも説明している。
10:30
バイナンスジャパン、PayPayで暗号資産購入が可能に
Binance JapanとPayPayが連携サービスを開始。PayPayマネーから1,000円で暗号資産を購入可能に。入金手数料無料、24時間365日利用可能、PayPayポイントも使える新サービス。
10:20
ビットコイン続落、トレジャリー企業の売り懸念とFOMC利下げ不透明感で市場心理最悪に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは続落基調が止まらず、一時は7か月ぶりとなる8万5000ドル台まで下落。背景には、世界最大のビットコイントレジャリー企業であるストラテジー社が、MSCIやナスダック100といった主要株価指数から除外される可能性がある。
10:05
コインベース、イーサリアム担保ローンを開始 最大約1.57億円まで借入可能
大手仮想通貨取引所コインベースがイーサリアム担保ローンサービスを開始。最大100万ドルのUSDC借入が可能に。Morphoプロトコル活用でBase上で運用。ニューヨーク州を除く米国ユーザーが利用可能。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧