GameFi分野でAstarと提携
ブロックチェーンを活用したGameFiプラットフォームを運営するDigital Entertainment Asset Pte. Ltd. (以下DEA)は13日、国内発のパブリックブロックチェーン「Astar Network(ASTR)」との提携を発表した。
DEAは今後、Astar上でのGameFiコンテンツの拡大に向けた協業を開始することになっている。
Astarはポルカドットと接続するパブリックチェーンで、今年1月にメインネットをローンチしたばかり。開発者にAstarでの構築を奨励する「Build2Earn(構築して稼ぐ)プログラム」と、「dAppStaking」という開発者向けの報酬設計を導入し、これまですでに40以上のdAppsがローンチされている。
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より充実したGameFiプラットフォームへ
今後DEAは、Astar上で「PlayMining」のNFTを利用したPlay to Earn(ゲームプレイによる収益化)タイトルの増加に向けた連携を進める予定だ。
具体的な展開としては、ディープコイン(DEP)をAstar上にブリッジし、流通量拡大を図るとともに、Astarで利用できるNFTマーケットプレイスのローンチ、またNFTを利用して遊べるGameFiコンテンツのローンチなどが計画されている。
GameFiとは
GameFiとは、ゲームとDeFi(分散型金融)を掛け合わせた造語。DeFi分野の一つで、ブロックチェーン・NFTの技術を基盤とする。ゲームをプレイすることで収益化が出来る「Play-to-Earn」を特徴とするインセンティブ型のプロジェクト・ゲームなどを指す。
PlayMiningとは
DEAが運営する「PlayMining」については、ゲームとNFT取引が連動する独自のGameFiプラットフォームで、2022年3月時点ではおよそ100ヵ国から230万人を超えるユーザーが利用している。
現在はトレーディングカードバトルゲームの「JobTribes」や、コインプッシャーゲームの「Lucky Farmer」などがリリースされており、「Cookin’ Burger」や「Graffiti Racer」といった新たなタイトルも今後続々ローンチ予定だ。
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また、「PlayMining NFT」と呼ばれるマーケットプレイスでは、ユーティリティコインとして機能するディープコイン(DEAPcoin:DEP)を使うことで、NFT取引をすることが可能となっている。
PlayMiningは特定のブロックチェーンだけでなく、複数のチェーンのユーザーがシームレスにプレイできるよう、マルチチェーンへの対応も展開中。今回のパートナーシップも、そのマルチチェーン化の取組みの一環となる。
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