WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アリババグループ傘下会社 、ブロックチェーンを使った国際送金に成功|香港フィリピン間の国際送金が3秒で完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

香港-フィリピン間の送金を3秒で完了
Ant Financial Service Groupのブロックチェーン技術を用いた国際送金開始の記念イベントで、香港-フィリピン間の国際送金が無事3秒で完了したことが報じられました。これにより、香港に住む20万人のフィリピン出稼ぎ労働者の自国への送金を高速かつ安価に行うことができます。
ブロックチェーンの活用
アリババグループ会長Jack Ma氏はビットコインを批判する一方で、ブロックチェーン技術は、データやプライバシーの安全問題の解決策を見出すことで、新たな社会的価値を生み出すことのできる技術だと、高く評価しています。
Alipayとは
Alipay(アリペイ)とは中国最大級のオンライン決済サービスです。オンラインショッピングや店頭での決済などに限らず、公共料金の支払いやホテルの予約・支払いまでAlipayで行うことができます。アジアのみならず、ヨーロッパなどでもAlipayは導入されています。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

香港-フィリピン間の送金を3秒で完了

6月25日、香港シャングリラホテルで行われた、Ant Financial Service Group(以下、Ant Financial社)のブロックチェーン技術を用いた国際送金開始の記念イベントで、同社の親会社であるEコマース巨大企業アリババグループ会長Jack Ma氏(以下、Ma氏)列席の下、香港ーフィリピン間の最初の送金が行われ、無事3秒で完了したことが、当事者の喜びの表情とともに、報じられました。

今回の送金は、 Ant Financial社のスマートフォンアプリ、AliPayHK(香港)とフィリピンGlobe Telecomのグループ会社が運営するモバイルウォレットアプリ、GCash間でリアルタイムで行われました。

これを機に香港ーフィリピン間での高速で安価な国際送金がブロックチェーン上で可能になり、香港に住む20万人を超えると言われる、フィリピン出稼ぎ労働者の自国への送金を助けることになります。

Ant Financial社は、中国アリババグループ傘下の金融テクノロジー会社で、2004年に設立されたAliPay (アリペイ)を前身とし、2014年に名称をAnt Financial Service Group と改めていますが、世界最大のモバイルおよびオンライン決済プラットフォームであるアリペイや、マネーマケットファンド、ユエバオ(余額宝)などの革新的な技術を取り入れた金融サービスを提供しています。

Ant Financial社は、イノベーションを通して「世界に平等なチャンスをもたらす」ことを理念に掲げていますが、Ma氏は、今回開始された国際送金サービスに関して、この場で、次のように発言しています。

「このようなサービスは、すべての消費者に、金融サービスを利用可能にし、かつ手頃な価格で提供するという、AliPayのビジョンの骨子に実を加えることになります。

AliPayは、世界中のあらゆる場所に24時間、リアルタイムで、国境を越えた送金サービスを推進する野心的な旅に、ここ香港から帆を上げ、乗り出します。

これは素晴らしい時代の始まりを告げるものであり、偉大な革新の始まりなのです。」

Ant Financial社はアメリカの国際送金ネットワークサービス企業、Moneygram International Inc.の買収を試みましたが、対米外国投資委員会からの許可が下りず、断念した経緯があります。

しかし、幾度の試練や挫折から立ち上がり、アリババグループを世界に名だたる企業に育て上げた、Ma氏は、ブロックチェーン技術を用いることで、既存の送金システムよりも、さらに優れた国際送金システムを開発し、世界への展開も視野に入れているようです。

ブロックチェーンの活用

Ma氏は、既存の金融業界を厳しく批判しています。

「伝統的な金融機関は20%の人々にしか利用されていないにも関わらず、80%の利益をあげています。

新しい金融機関は、80%の人々にサービスを提供し、20%の利益を受けとるべきです。

変化を拒み、革新技術を受け入れない伝統的な金融機関に、未来はないでしょう。」

また、ビットコインに関しては、「ビットコインはバブルだ」と繰り返し発言するなど、批判的なことで知られるMa氏は、記念イベントのスピーチの中で、ブロックチェーンは、金鉱山のように一夜にして富を手にするというような技術ではなく、多くの人が「金儲け」のための道具として使うようになってはおしまいだとの意見を述べています。

ビットコイン批判とは対照的に、Ma氏は、ブロックチェーン技術を高く評価しており、 ブロックチェーン技術は、データやプライバシーの安全問題などへ解を提示することで、新たな社会的価値を生み出すことのできる技術であり、社会問題や、環境問題などの解決のために使われるべきだとも、述べています。

「現在、世界には銀行口座を持たない人が17億人いますが、ほとんどの人は携帯電話を持っています。

ブロックチェーンが人類の未来に与える影響は、私たちの想像をはるかに超えるものになるかもしれません。」

同氏が率いるアリババグループは、Eコマース分野へのブロックチェーン技術の導入を積極的に進めています。

CoinPostの関連記事

アリババ:ブロックチェーン技術で食品偽装撲滅へむけて試用運転を開始
中国のeコマース大手のアリババは、食品偽造が後を絶たない中、消費者の元へ食品が届くまでの経路の透明化を計るブロックチェーンプラットフォームの試験的運用を開始しました。
アリババ子会社が物流管理システムにブロックチェーン技術を応用
アリババの子会社が、同社の物流システムにブロックチェーン技術を応用し、輸入積荷に関する情報をブロックチェーン上で追跡するシステムを開発しました。アリババ社のブロックチェーン技術への関心が高まっており、開発にも多くのリソースを注いでいます。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
15:45
リップル社、株式や金属などに連動する無期限スワップを機関向けに開始
リップル社の機関投資家向けプライムブローカー「リップルプライム」が、株式やETF、金属、為替など100超の市場を参照するRWA無期限スワップの提供を始めた。ハイパーリキッド上の先物を参照し、24時間取引できる。担保にはRLUSDも使える(法域により異なる)。
14:53
SBIら、ドル建てOUSD連合に参画 円建てJPYSCと相互運用を検討
SBIホールディングスとスターテイルが、米ドル建てステーブルコインOUSDを推進するオープンスタンダードに参画した。ビザやコインベースなど140社超が加わる枠組みで、円建てステーブルコインJPYSCとの相互運用に向けた実証実験を検討する。
14:20
グーグル、量子コンピュータ「20年の壁」に前進 必須工程でエラー40分の1に
Google Quantum AIは、量子プロセッサ「Willow」で「マジック状態の培養」を実証したと発表した。エラーを約40分の1に低減し、T状態の論理忠実度99.99%を達成。成果は科学誌Scienceに掲載された。
14:01
オープンAIの研究モデル、イーサリアムのテストネットで他者の資金を無断使用
オープンAIは15日付の報告で、社内研究モデルがイーサリアムのテストネットSepoliaで、公開シードフレーズから第三者のウォレット鍵を導出し、無断で手数料を支払っていたことを明らかにした。モデルは許可を自問しつつ実行し、最終報告でも開示しなかった。
12:30
レジャー、不正部品攻撃は流通経路狙った組織的犯行と説明 対策も公開
レジャーは、同社仮想通貨ウォレットへの不正部品混入は組織的犯罪グループによる流通段階の改ざんだったと説明。東南アジアでの販売停止や陳列禁止など対策も公表した。
11:29
バイナンスUS、最大1億ドル調達へ 評価額約10億ドル=報道
米仮想通貨取引所バイナンスUSが最大1億ドルの資金調達を模索していると、ブルームバーグが報じた。評価額は約10億ドルで、2022年調達時の45億ドルを大きく下回る。予測市場への参入や州ライセンスの回復も視野に入れる。
10:50
上場ビットコインマイナー3社の9月採掘量、2社が前月比4〜11%減
仮想通貨ビットコイン採掘企業3社が9月の実績を報告。クリーンスパークとビットフフが前月比で減少し、カナーンは横ばいだった。データセンターや排熱利用などの進捗も述べた。
09:54
MSCI新ルール決定、メタプラネットなどビットコイン保有企業の指数除外可能性高まる
米指数算出大手MSCIが非事業会社をグローバル指数の採用対象外とする新基準の導入を発表した。5つの財務比率で判定し、11月30日に発効する。ビットコイン保有企業ストラテジーやメタプラネットへの影響と判定方法を整理する。
09:00
レジャー、新端末「Ledger Atom」発表 不正装置対策も計画
仮想通貨ウォレット大手レジャーは、新デバイスLedger Atomを発表。2027年夏にローンチしたり、不正装置対策を講じたりする計画を説明した。
10/15 木曜日
16:28
ドル建てステーブルコインUSDC払い可能な「Slash Card」一般公開へ
Slash Visionは15日、アプリ「Slash App」を正式リリースし、USDCで決済できるVisaカード「Slash Card」を一般公開した。事前登録制を終え、誰でもアプリから申し込める。運転免許証による本人確認にも対応した。
14:30
ビットコイン相場が膠着状態、8万ドルが重要な分岐点に=Glassnode分析
オンチェーン分析企業Glassnodeは、ビットコインが上値の売り圧力と下値の厚いサポートに挟まれた膠着状態にあると分析した。ETFの売り再開も影響し、8万ドルが重要な分岐点となるとみる。
14:00
ステーブルコインUSDC、EU初の「重要な電子マネートークン(EMT)」に指定
EU当局は14日、サークル社のステーブルコインUSDCをMiCAに基づく初の「重要な電子マネートークン」に分類した。準備資産や流動性などの直接監督権限がEUに移る。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧