はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインと米株指数の相関係数(90日間)が過去最高水準に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

米NY株式市場では、ダウ平均株価が499.51ドル(+1.45%)と反発した。長期国債利回りが2.94%まで上昇するも、株式市場では買い戻しが先行した。

20日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比+2.4%の532万円(41,359ドル)で推移している。

BTC/USD日足

ビットコインと「S&P 500」の90日間の相関関係が、過去最高水準の0.58に達した。ハイテク株主体のナスダック指数の30日間の相関係数は0.70とさらに高い。

ArcaneResearch

ArcaneResearchによれば、ビットコイン(BTC)と伝統金融市場の相関が強まったのは、金融緩和でリスク資産が高騰し始めた20年7月頃から。機関投資家の流入が影響しているものとみられる。

一方、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクなど相場の不確実性の拡大、及びインフレ懸念からFRB(米連邦準備制度)による金融引き締め圧力が加わるにつれ、代替資産として買われる金(ゴールド)価格とは-0.45と逆相関が目立っている。

金との相関は過去最も低い水準であり、少なくとも現時点では「ビットコインはインフレヘッジとしては十分な役割を期待できない」との見方もある。

機関投資家の動向

資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、暗号資産(仮想通貨)投資信託などのデジタル資産に対する機関投資家の資金フローは、2週連続の流出超過となった。

出典:CoinShares

先週は計9,700万ドルの流出となった。

CoinSharesは、「3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録要旨が公開され、FRBの声明でタカ派(金融引き締めの加速)スタンスが鮮明になったことが影響した可能性が高い」「ビットコイン市場が、米国の政策金利動向に敏感になっている」と分析した。

資金流出に関して、2週前は主に米国から主導だったが、先週は欧州が88%を占めるなど、FOMC声明への反応が遅れて波及してる様子も伺える。

アルトコイン市場

アルトの個別銘柄では、Coinmarketcap(CMC)時価総額ランキング38位のザ・サンドボックス(SAND)が前日比+10.6%上昇した。

500億円規模を超える資金調達の可能性が報じられたことが好感されたか。昨年11月には、ソフトバンクグループのVision Fund 2が主導し、約100億円の資金調達を終えている。

メタバース系NFTゲーム「ザ・サンドボックス」、500億円超を資金調達か=報道

また、バイナンスは19日、独自トークンバイナンスコイン(BNB)の19回目のバーン(焼却)実施を発表した。昨冬に新たに導入された自動バーンメカニズムに基づき、980億円相当がバーンされた。BNBでは定期的に供給量が絞ることで価値を担保する仕組みを導入している。

関連:仮想通貨取引所バイナンス、約180万BNBのバーンを発表

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧