CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨 Game Credits(ゲームクレジット)とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ゲーム内共通通貨をGstore内で使い回しが可能
GameCreditsのストア(Gstore)の登録されているゲームであれば、全てのゲームで共通の通貨「GAME」が利用可能です。
プラットフォーム手数料が半分以下
GoogleやAppleのストアを利用する手数料の1/3で利用できるGameCreditsのストアでは、ゲームを提供する企業にとっても採算を取りやすく多彩なゲームの誕生に貢献します。
法定通貨・GameCredits・ゲーム内通貨を自在に交換が可能
従来のものでは、ゲームに課金したら再び通貨にすることはできませんでしたが、「GAME」を利用すると換金が可能となります。

概要

通貨コード GAME
取引開始日 2015年6月1日
承認アルゴリズム Proof of Work
ハッシュアルゴリズム Scrypt
発行上限 8,400万GAME
ブロック生成 約1分半
ブロック報酬 25GAME
公式サイト GameCredits公式サイト

GameCredits(GAME)とは、gamecreditsというゲーム開発のプラットフォームを作っている会社が、ブロックチェーン技術をベースにそのプラットフォーム内で使用できるゲーム内通貨として作成した仮想通貨です。

特徴

GameCredits(ゲームクレジット)は、ビットコインやその他の仮想通貨とは違い、ゲーム課金に特化した仮想通貨として取り扱われています。

ゲームクレジットは「GAME」に対応するようにゲーム提供企業との提携を進めており、超有名作である「ファイルファンタジー」もゲームクレジットで利用することができます。

利便性の向上

従来のモバイルアプリゲームなどでは、課金する場合に、法定通貨(ドルや円)をゲーム内独自の通貨に両替して利用する必要があります。

また、「Google Play」、「Apple Store」のゲームでは、クレジットカードを登録しカード決済によりゲーム内通貨を購入、課金します。その場合、ゲームに飽きて、他のゲームを始めるときに前のゲームの課金は新しく始めるゲームには持ち越すことができないので、課金額が残っていたとしても、また新たに課金をして新しいゲームを始める必要がありました。

それに対し、GameCreditsでは、「GAME」を持っていればGameCreditsストア内のゲームやアイテムを購入、課金することが可能となります。

Game Creditsを導入することのよって、あるゲームに保有していたり、獲得した「GAME」を別のゲームにも用いることができ、新しいゲームを始めることになっても今までの課金を新たなゲームにも共通して利用することが可能となります。

ゲーム開発者の収益性向上

ゲームクレジットを利用することによってメリットがあるのは、ユーザーだけではありません。

一般的にゲームを開発し課金システムを一から構築するには多くの労力と時間、お金がかかります。開発者は、ゲーム内容は元より、収益性もしっかりと考え制作しなければなりませんが、収益性を考えながら、ゲームを作ることは容易ではありません。

しかし、ゲームクレジットを利用することで、課金システムのAPIを公開することにより、簡単にこれを実装することができます。その結果、開発者はゲーム内容の開発に集中することができよりよい製品を制作できる環境を手に入れることができます。

また、制作したゲームを「GameCreditsストア(Gstore)」に出品することができ、ユーザーへの訴求機会も増すこととなります。

従来の「Play ストア」、「Apple Store」内のゲームとしても取り扱いを並行して行うことが可能で、そこから課金された場合、

運営・開発者 Google・Apple GStore
手数料 30% 10%

手数料が3割と高いGoogleやAppleのストアはシェアが非常に大ききいため、手数料が高くともゲームをアップロードしてユーザーを獲得せざるを得ませんでした。しかし、ゲームクレジットの手数料は10%と低いです。

今後ゲームクレジットのストアのへのゲームの登録数が多くなるのと並行してユーザーが増えてGoogleやAppleのストアと肩を並べる日も近いと思います。

非常に高い処理速度

ゲームクレジット独自の支払いシステムはHbaseHadoopを使用するトップレベルのBig Data開発者によるBig Data Technologyに基づいて構築されており、非常に高速です。

ブロックチェーンによる安全性

全てのトランザクションは、検証可能なブロックチェーンソリューションによって処理されているので証明することができます。

利用可能なウォレット

ゲームクレジット公式のウォレットがあります。

GameCreditsウォレット公式サイト

Game Creditsの取扱い取引所

GAMEを購入したい場合は、残念ながら、日本の取引所では扱われていないため、海外の暗号通貨取引所のアカウントを開設しなければ購入できません。以下の海外の取引所がGAMEを取扱っています。

取引所 特徴
60種類以上のアルトコインを取扱う巨大取引所。
poloniex(ポロニエックス)とは?
poloniexと並ぶ最大級の取引所で最新の通貨をすぐ取引対象として導入する。
日本に籍を置く取引所。アルトコインの取扱いはない。
アカウントの登録が必要のない取引所。

その他にも、「Cryptopia」、 Allcoin 」、「OPEN LEDGER」、「Yuanbao」、「Jubi」で取扱っております。

GameCreditsとMobileGoの違いについて

Game Credits(ゲームクレジット)
ゲーム開発者からのゲーム購入・課金時に使用
MobileGo(モバイルゴー)
ユーザー間での取引(ブロックチェーンを介した賞金のやり取りなど)、保有数に応じてゲーム内での優待など

GameCreditsが目指していることは、新しいゲームストア、ゲームの開発・構築し、その中で「GAME」を利用してもらうことですが、 MobileGoは、

  1. Gamecreditsストア利用時の割引
  2. ストア内の新しいゲームのベータテスターへの応募
  3. VIPトーナメントへの優先招待
  4. ストア内コンテンツ購入時の割引
であり、今の所では所有していることで上記の効用を得られるのではないか、と予想されます。 MobileGoトークンはゲーム内のコンテンツ拡充のために利用されるコインであり、GAMEはストアからアプリを購入し、課金するもので、お互いが仲介者なしに直接取引できることを目指しています。

Mobile Goの仕組みは、GameCreditsからは独立しているものなので、片方がうまくいくともう片方にも作用するという関係性です。

将来性

ゲームクレジットはゲームのために使用するという実需通貨であり目的がわかりやすい通貨です。

モバイル端末が発達し、これからのゲーム市場はどんどん成長します。ゲーム調査会社のNewzooによるとゲームビジネスは、2017年では1089億ドルになると予測しています。

中でも、モバイルデバイス分野が最も儲かる分野と言われています。2020年までにモバイルゲームは、ゲーム市場全体の半分に達すると言われています。

ゲームクレジットのプラットフォームはこのモバイルゲーム市場に狙いを絞って展開されています。

現状のモバイルゲーム環境は、「Google」、「Apple」の2社に独占され、高い手数料を支払っています。ゲームクレジットはこの2強に低い手数料で割って入り、その牙城を崩すことが期待されています。300以上のゲームを備えてスタートし2017年内に1000以上のゲーム数に拡大する予定です。

「バイオハザード」、「ストリートファイター」などの人気作でも使えるようになるようで、ゲームの世界で稼いだGAMEを現実世界の通貨に現金化可能でもあり、これからのゲーム市場の拡大とともに「GameCredits」も普及していく可能性は非常に高いです。

コメントしてBTCを貰おう
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/21 火曜日
12:50
ポリゴンとImmutable、ゲーム特化型ネットワーク「Immutable zkEVM」を発表
仮想通貨イーサリアムのL2スケーリングソリューションを構築する2つのプロジェクト、PolygonとImmutableがゲーム専用ネットワークを構築する計画を発表した。PolygonzkEVMとImmutableのゲーム開発ツールを組み合わせた「Immutable zkEVM」をリリースする。
12:47
「Aavegotchi」開発企業、39億円相当を資金調達
メタバースゲーム「Aavegotchi」を開発するPixelcraft Studiosは、複数年に渡るトークンセールにより約39億円を資金調達したと発表。資金はゲーム開発やマーケティングなどに充てる計画だ。
12:30
香港財務長官、Web3と仮想通貨の育成方針示す
香港の金融サービス・財務長官は、ビットコインなど仮想通貨とWeb3を育成する政策の進捗状況について報告した。ライセンス制度やステーブルコイン規制の整備についても話している。
11:55
「Microsoft Edge」、仮想通貨ウォレットをテストか
Webブラウザー「Microsoft Edge」に仮想通貨ウォレットを実装する目的で、IT大手MicrosoftがWeb3開発会社onsenSysと協業しているとの報道が出ている。テスト環境と見られるスクリーンショットでは、イーサリアムやステーブルコインのスワップ機能や購入画面が示されている。
03/20 月曜日
20:00
バイナンス、Arbitrum(ARB)上場予定
仮想通貨取引所大手バイナンスは、イーサリアム(ETH)のL2「Arbitrum(アービトラム・ARB)」の新規上場予定を決定した。
14:47
DeFi情報サイト「DefiLlama」で内紛か プラットフォーム分岐へ
DeFi分析プラットフォーム「DefiLlama」の開発者は、新たに別のプラットフォームを立ち上げると発表した。トークン発行などをめぐり、同社の中で争いが起きている模様だ。
14:43
元コインベースCTOが米ドルのハイパーインフレに警鐘、ビットコイン100万ドル到達に賭ける
米大手仮想通貨取引所コインベースの元最高技術責任者のBalaji Srinvasan氏は、米国でハイパーインフレが起こる可能性を警告し、ビットコインが今後3ヶ月で1億3000万円に達するという信じ難い賭けを提示した。
12:47
ビットコイン一時28000ドル台に、世界的な金融不安受けゴールドも高騰
スイス投資銀大手UBSによるクレディ・スイスの巨額買収合意が伝わり、暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが28000ドル台前半まで続伸した。世界的な金融不安を受け、金(ゴールド)価格も高騰している。
10:20
スイス投資銀大手UBS、4200億円でクレディ・スイスの買収合意へ
投資銀行大手UBSは、クレディ・スイスを約4,300億円で買収することに合意したと発表した。また、米国の仮想通貨企業は新たな銀行パートナーとしてスイスの金融機関に接触していると伝えられる。
09:00
「GM Radio」 次回はデータの資産化を目指す「Ocean Protocol」が参加
グローバル版CoinPostによる第14回GM Radioは、3月22日の21:00からツイッタースペースで配信予定。ゲストにデータの資産化を目指すOcean Protocolを招待する。
03/19 日曜日
11:30
米銀救済でビットコイン反転上昇、インフレ高止まりには不透明感も
国内大手取引所bitbankのアナリストが、米大手シリコンバレー銀行破綻の金融危機懸念から反転上昇した今週のビットコインチャートを図解し今後の展望を読み解く。ビットコイン・オンチェーンデータも掲載。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米欧の金融不安に注目集まる
今週は、クレディ・スイスの経営不安に関するニュースが最も多く読まれた。このほか、OpenAIがGPT-4をリリースして仮想通貨のAI関連銘柄が全面高になったことなど、一週間分の情報をお届けする。
03/18 土曜日
13:55
ビットコイン・レイヤー2「Stacks」、年初来で約6倍に高騰
ビットコインにスマートコントラクトレイヤーを提供する「Stacks」の資産価格が急騰している。23年にビットコインのユースケースが見直される中、DeFiのプラットフォームとして利用されるStacksも注目を集めている。
13:00
中国大手建設機械XCMG、メタバースに進出 BAYCのNFTを活用へ
中国の大手建設機械グループXCMGはメタバースやWeb3の分野に進出することを発表。BAYCのNFTを活用し、独自のNFTコレクションもリリースする計画だ。
12:00
BlockSec、NFTレンディングParaspaceから2,900 ETHの盗難を阻止
セキュリティ企業BlockSecは、NFTレンディング「Paraspace」へのハッキングを先回りすることで、2,900 ETH(6.59億円)が悪意のあるアクターに渡る事態を防いだことを発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア