MLSと提携
ブロックチェーン企業Socios.comは5日、米プロスポーツのメジャーリーグサッカー(MLS)との提携を発表した。MLSの公式パートナーとして複数年契約を締結することで、ファントークンなどを発行していく。
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— Socios.com (@socios) May 4, 2022
MLSは北米を中心に28のサッカーチームで構成されるサッカーリーグ。近年、若年層を中心に支持を強めており、9割以上の26チームが今回Sociosと提携を行なった。
提携を通じて、Sociosは各チームのファンに特別な報酬や投票機会などを提供し、ブロックチェーン技術を活用しながらファンとのエンゲージメントを増やす狙いがある。
Socios.comの強みであるファントークン発行自体は行わないものの、ブロックチェーン技術は活用していく見込みだ。
MLS新興ベンチャー部門のシニア・バイス・プレジデントであるChris Schlosser氏は以下のようにコメントした。
我々の新興ベンチャーチームは常に最先端の技術を活用して、北米の若くてテクノロジーに精通している若いユーザーと選手やチームをコネクトする機会を模索している。
Socios.comと連携して、我々のブロックチェーン技術を活用した先進的なアプローチを継続していきたい。
また、Socios.comの最高戦略責任者(CSO)であるMax Rabinovitch氏は以下のように語った。
MLSと連携して、ブロックチェーンベースのファンエンゲージメント商品を模索できることを大変嬉しく思う。
今回の提携は我々の成長に大きな影響をもたらすと同時にSociosだけではなく、ブロックチェーン自体ができることに焦点を当てるだろう。北米での啓蒙活動を行う上で、MLSは完璧なプラットフォームだ。
Socios.comとは
Socios.comは、スポーツやエンターテイメントの領域でブロックチェーン技術を活用するChiliz(チリーズ)が運営する、ファン向けのプラットフォーム。これまでは欧州サッカーリーグなどを中心にファントークンの発行サービスを手がけてきた。
ファントークンとは
各チームから提供されるトークン。ファン向け機能の使用権利や投票への参加権利を保有者に対して付与するために発行される代替可能なデジタル資産を指す。Socios.comなどが主にスポーツチームに提供している。
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21年春には米ニューヨークにオフィスを新設、4大プロスポーツ(アメフト、プロ野球、バスケ、アイスホッケー)を中心に、米国での提携を強めていく方針を表明。これまで複数のNBAチームやNFLチームと提携することに成功している。
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