仮想通貨特化ブラウザ
PCやスマートフォンから利用できるWebブラウザ「Opera Crypto Browser」は5日、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのブロックチェーン「BNBチェーン」に対応した。
「Opera Crypto Browser」22年1月にリリースされたブラウザ。拡張機能を使用せずに、仮想通貨の購入やスワップなどが行えるのが特徴で、すでにイーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC)などに対応している。
今回の「BNBチェーン」対応によって、「Opera Crypto Browser」では法定通貨を使用してBNBの購入のほか、内蔵ウォレットを通した送金や受け取りが可能になる。同チェーン場へのdAppsや、PancakeSwap、1inchといったDEX(分散型取引所)へのアクセスも可能になるという。dAppsとは
オープンソースのブロックチェーンを利用して開発されるアプリ。「Decentralized Applications」の略で、日本語では「分散型アプリケーション」と呼ばれる。
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iOS版は後日対応
「BNBチェーン」対応について、オペラのJorgen Arnesenモバイル部門EVPは、以下のようにコメントしている。
BNBチェーンのエコシステムとの統合によって、Web3.0(分散型ウェブ)の新規ユーザーと経験豊富なユーザーに対して、より優れた機能を提供できるようになると確信している。
主要なBNBチェーンdAppsをホストし、また「Opera Crypto Browser」のユーザーフレンドリーで直感的なインターフェースを活用することで、OperaはWeb3.0が長期的に幅広く普及するために必要となる、実用性と利便性を提供し続けていく。
「Opera Crypto Browser」には、仮想通貨関連のアップデート情報や価格のレポートなどが含まれるスタートページ「Crypto Corner」が実装されている。なお、記事執筆時点(5月6日)では、BNBチェーンに対応している、「Opera Crypto Browser」はPCとAndroid版のみ。iOS版には近日中に導入される予定だ。