はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アカツキ、25億円規模のWeb3特化ファンド「Emoote」を設立 STEPNなど20以上にトークン投資実績

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3特化ファンドを公表

株式会社アカツキは12日、Web3領域に特化した25億円規模のWeb3特化ファンド「Emoote(エムート)」の設立を発表した。同社はスマ−トフォン向け人気ゲーム「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」の開発などで知られる。

Emooteはすでに、急成長中のフィットネスNFTゲーム「STEPN」をはじめ、グローバルのWeb3プロジェクト20以上に対してトークンで投資実行済み。今後国内のクリプト、NFT、メタバースなどWeb3領域のスタートアップに対して、投資とグロース支援を積極的に行っていく。

今年1月には、GameFiプラットフォームLootexのシードラウンドに、Spartan Capital、Infinity Ventures Crypto、LD Capitalらとともに出資を発表した。

関連:GameFiプラットフォームLootex、AkatsukiやYGG SEAなどから900万ドルを資金調達

投資実績

Emooteは2021年9月から活動をはじめ、これまで20以上のプロジェクトに投資実績がある。投資ステージはシードを含むアーリーステージで、主なエリアはアジア 50%、US 40%、その他 10%となっている。

主な投資先としては、2022年1-3月で売上33億円、FDV(希薄化後時価総額)は2兆円を突破した「STEPN(ステップン)」をはじめ、新たなGameFiを発掘し、優れた分析力・実行力によってNFTを育成し、ゲームギルドにNFTを提供する「BreederDAO(ブリーダーDAO)」も含まれる。

BreederDAOには、世界を代表するVCである、Andreessen Horowitz、Delphi Digitalが共同リード投資を行うなど、GameFiエコシステムを支える存在として台頭している。

注力領域

主な注力領域は、STEPNに代表される「Web2 x トークノミクス」のほか、Web3 IPクリエイションとして、Bored Ape Yacht Club x Ape Coinに代表されるコンテンツやDAOはもちろん、それらを支えるプラットフォームにも注目。

ゲーム内スキンに代表される「NFT x デジタルファッション」も、多くの消費者の心を掴み、大きなビジネスであるとして注力領域に挙げた。

成長トレンドと設立の背景

2020年は分散型金融であるDeFi(分散型金融)、2021年はGameFiをはじめとするNFT(非代替性トークン)が台頭した。2022年は「Web3元年」とも言われ、世界中でWeb3領域のスタートアップやプロジェクトが次々と生まれている。

Web3領域における大型の資金調達、スケールアップの事例も多く、今後より一層Web3領域でのプロジェクトが増加することが見込まれる。

これまでは、GameFiの代表格であるAxie Infinityがベトナム、GameFiスカラーシップ(奨学金制度)のYield Guild Gamesがフィリピンから誕生するなど、Web3においてはグローバル、中でもアジアが重要なポジションを占めてきた。

こうした海外での成功事例を受け、日本においてもWeb3領域プロジェクトが急増してきており、トークンによる資金調達、グロースの具体的な支援について需要が高まっている。

アカツキはこのようなベンチャー支援の実績と加速するWeb3領域の成長トレンドを踏まえ、2021年にシンガポールにEmoote Pte. Ltd.を設立。25億円規模のWeb3領域特化ファンド「Emoote(エムート)」の運用を開始した。

「日本には優秀な起業家、才能を持ったクリエイターがおり、世界中で愛されるIPやコンテンツがある」として、「今後国内でも投資とグロース支援を強化するにあたり、Emooteのコンセプト、注力領域、投資実績を発表することにした」としている。

今後の展開

Emooteは海外での投資と並行して、日本国内のWeb3領域のスタートアップに対しての投資とグロース支援を積極的に行っていく。

Emooteの日本初の支援としては、YGG Japanへの投資を発表。さらに、日本第2号プロジェクトとして、エンターテイメント分野で日本からグローバルに挑戦するプロジェクトをミッション策定、事業、チーム、トークノミクス、資金調達など全面的に支援する。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/05 金曜日
16:00
Collection Bank代表が語る、1年で200億円をトークン化したRWA戦略|独自インタビュー
Collection Bank代表独自インタビュー。コレクション収益化RWAトークン「ZMAT」で1年間に180億円の実物資産をトークン化。アートから不動産、文化財まで対象を拡大し、2030年に10兆円規模を目指す戦略を聞く。
16:00
「ブロックチェーンは都市」、大手VCDragonflyトップが語る投資哲学と分散型AIの役割|WebX2025
米大手VCDragonflyのハシーブ・クレシ氏がWebX2025で、独自の投資哲学について語った。「ブロックチェーンは都市」という比喩で多チェーン共存の必要性と分散型AIの重要性について解説した。
13:20
スターテイルの渡辺創太CEO、SBIとの新事業やトークン化革命を展望|WebX2025
WebX2025で渡辺創太氏が株式トークン化の可能性とSBIとの合弁事業の展望について語った。米国で新たな取引プラットフォームを可能にする動きが生まれていることにも言及している。
12:50
ジャスティン・サン、900万ドル相当のWLFIトークン凍結解除を運営チームに要求
トロン創設者ジャスティン・サン氏が5日、ワールド・リバティ・ファイナンシャルに対しトークン凍結解除を要求。ブロックチェーンの基本価値観を主張。
11:30
「仮想通貨保有企業が牽引する新たなアルトシーズンはすでに到来」ブルームバーグETF専門家
ブルームバーグETF専門家が仮想通貨トレジャリー企業主導の新型アルトシーズン到来と分析。SECが10銘柄のETF承認準備も、ビットコイン並みの需要は期待薄と予測。
10:15
ストライプ、決済向けL1チェーン「テンポ」の開発支援を正式発表
ストライプのCEOは、決済向けL1ブロックチェーン「テンポ」の開発を支援していることを正式に公表。テンポも発表を行なっており、仮想通貨イーサリアムと互換性を持つことなどを説明した。
10:00
ビットコイン市場の分岐点となる価格は? Glassnode分析
Glassnodeが週間レポートで仮想通貨ビットコイン市場を分析。相場の分岐点となる価格帯について論じている。ビットコインとイーサリアムに対する需要の違いについても指摘した。
09:02
米国初のドージコインETF、来週にも上場か
レックス・シェアーズとオスプレー・ファンドがドージコイン直接投資ETF「DOJE」を9月第2週にも上場予定。
08:05
上場企業のビットコイン保有量100万BTC突破、半年で150社超に急拡大
上場企業のビットコイン保有総量が9月4日に100万枚を突破。マイケル・セイラー氏のストラテジー主導で半年間に80社から150社超へ急拡大。
07:00
Fireblocks、ステーブルコインのネットワークをローンチ
仮想通貨インフラ大手Fireblocksは、ステーブルコインのためのネットワークをローンチしたことを発表。USDCを発行するサークルなど40超の企業がローンチ時点で参加している。
06:55
ワールドリバティ(WLFI)、ジャスティン・サンのアドレスを凍結か
ワールド・リバティ・ファイナンシャルがトロン創設者ジャスティン・サンのウォレットを9月5日にブラックリスト化。900万ドル相当のWLFIトークン移動後に制裁措置。
06:25
ストラテジー、S&P500指数編入の可能性高まるか=ブルームバーグ
マイケル・セイラー率いるストラテジーがS&P500組み入れ候補に浮上。パッシブファンドの約160億ドル買い圧力への期待も。
06:00
SEC、仮想通貨規制枠組み明確化へ 規制アジェンダで新方針発表
SECアトキンス委員長が4日、仮想通貨規制の明確化を含む春季規制アジェンダを発表。イノベーション支援と資本形成促進を重視した新たな規制方針を表明。
05:40
ナスダックが仮想通貨保有上場企業への監督を強化、株価に打撃
ナスダックが仮想通貨トレジャリー企業への監督を強化。株主投票義務化や情報開示要求で、複数企業の株価が急落。
09/04 木曜日
18:30
10カ国で「政府よりビットコインを信頼」 コーネル大25か国調査
コーネル大の25か国調査で、10カ国が「政府よりBTCを信頼」。平均信頼度は4.67/10。株・社債は同等リスク視、日本は信頼・保有とも低位。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧