はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

狭いレンジ内で方向感を欠くビットコイン、Bybit x NansenがNFT市場など市況分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

25日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比+0.33%の375万円(30,100ドル)に。

BTC/USD日足

一時28,600ドルまで下落したが、その後値を戻し狭いレンジ内を推移している。

足元は売られすぎ水準にあるため押し目買いが入りやすい一方、米株指数と相関を強めており難しい局面が続く。

Bybitが週次レポート掲載

海外取引所のBybitとブロックチェーン分析プラットフォームNansenは、週次レポートを掲載した。

まず、レポートでは2022年4月初旬以降の世界的株安に言及。「伝統金融機関の市場参加率が高まることは、このようなリスクオフ局面で大きな売り圧力がかかることから諸刃の剣」だとした。

ビットコイン(BTC)のネットフロー(純資本流入)を確認すると、5月上旬の市場低迷時に大きく悪化している。

出典:IntoTheBlock (as of May 16, 2022)

5月12日と14日に発生した大規模なスパイクは、ステーブルコインUSTのディペッグ騒動、及びテラ(LUNA)の暴落に起因する可能性が高い。

関連:テラUSD(UST)のディペッグ騒動 Terraform Labs社や取引所の対応まとめ

同レポートによれば、このような市況の中でもアバランチ(AVAX)は持続的な成長を見せている。今年4月には1日あたり平均80万件のトランザクションを記録した。

関連:アバランチ(AVAX)開発企業、440億円の資金調達を実施=報道

既存のインフラストラクチャ及びセキュリティを活用するゲーム専用チェーンである「Swimmer Network(サブネット)」がローンチされた5月14日まで上昇した。

アバランチ基盤のNFTゲーム開発者が利用する独自サブネットは、プロジェクトが単一のネットワーク全体で取引手数料(Gas代)を急上昇させたり、他のオンチェーントラフィックの影響を受けたりすることなく、大量のアプリケーションをサポートできるようにするための固有チェーンとされる。

同じく地合い悪化著しい中、レイヤー1(L1)プロトコルで強さを発揮したのが、NEARプロトコルのクロスチェーンの相互運用性を提供するRainbow bridge、及びOrbit Chainだ。Rainbow bridgeは、取引量が172%増加した。

NEAR Protocolは、独自のシャーディング技術「Nightshade」を用いてスケーラビリティを実現したレイヤー1ブロックチェーン。

関連:動画で解説、ニアー(NEAR)とは? CONNECTV・動画解説

DeFi(分散型金融)市場からも資金流出が際立っていたが、MakerDao、Uniswap、Aaveなどの歴史のあるプロトコルは信頼性の観点からも重宝され、同業他社をアウトパフォームした。

Nansenの調査によると、NFT(非代替性トークン)市場のベンチマークである「NFT 500指数」は、暗号資産市場全体の影響を受けたが、ETH建てのNFT 500指数は逆相関していた。これを牽引したのは、高級NFTコレクティブルの「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」だ。

NFT 500指数

BAYCののメタバースプロジェクト「Otherside」は4月末にバーチャル土地であるランドのセールを実施。3時間以内に完売し、売上は約410億円以上に達した。

関連:BAYCのメタバース「Otherside」、NFT売上400億円以上を記録

現物市場と比較して流動性の低いNFTをリスクヘッジとして見立てる投資家が一定数いることを示唆する。1年前と比較して、NFT市場のデイリーアクティブトレーダー数は、数倍規模にまで膨らんでいる。

一方、上位NFTではAzukiプロジェクトのフロアプライスが大幅減少した。創業者のカミングアウトがネガティブサプライズとなり、混乱を招いたことが背景にある。

関連:人気NFT創設者にスキャンダルか、Azukiのフロアプライスが前日比50%下落

機関投資家の動向

資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、暗号資産(仮想通貨)投資信託などのデジタル資産に対する機関投資家の資金フローは、1億4,100万ドルの流出超過となった。

CoinShares

中でもビットコイン(BTC)は、計1億5,400万ドルの流出超過に達した。

現在の総運用資産(AuM)380億ドル(4.8兆円)は、21年7月以来の最低水準だ。 南北アメリカでの流出は合計1億5400万ドルに上ったが、一方ヨーロッパでは1240万ドルの流入が見られた。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
16:46
Aptos Labs CBOが語る日本戦略|独占インタビュー
Aptos Labs CBO Solomon Tesfaye氏独占インタビュー。日本の大手金融機関との協議、ステーブルコインUSD1の展開、グローバル戦略を語る。
16:32
ビットコインのみ投資へ 欧州初のルクセンブルク国家ファンドがETF経由で1%配分
ルクセンブルク財務相が、国家ファンドFSILが他の仮想通貨ではなくビットコインのみに1%配分したことを明言。欧州初の国家レベルでのビットコイン投資となる。
16:23
Yay!、報酬プログラム「Prime Pass」ローンチへ バイバック型トークン設計目指す
100万ユーザーを持つYay!が「Prime Pass」ローンチへ。エコシステム全体でのバイバックメカニズムとコンテンツ企業のweb3導入支援プログラム「Voyage Program」を通じ、持続可能なトークンエコシステム構築を目指す。
15:06
ヴィタリック、分散化の原則を強化する「トラストレス宣言」を発表 中央集権化に警鐘
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏らが「トラストレス宣言」を発表。検証可能性や検閲耐性など6つの核心要件を定義し、利便性優先による中央集権化リスクに警鐘を鳴らした。トラストレスこそがイーサリアムの本質であり、信頼できる中立性を達成する唯一の方法だと強調している。
15:06
JPYC、米サークル社オンチェーンFX網のパートナー通貨に採択
JPYCが米CircleのオンチェーンFX網「StableFX」で日本円パートナーに採択。USDCとの即時交換に対応し、国際送金・決済インフラで円建てステーブルコインの役割が拡大する見通し。
13:35
日本円ステーブルコインJPYC、発行額2億円突破
JPYC株式会社は、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が2億円を突破したと発表。正式発行から約18日間での達成。保有者数は約3.1万人に達し、JPYC EXの口座開設数も6,000件に到達した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧