WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

クロスボーダー取引の効率化へ|ブロックチェーンプラットフォーム「we.trade」が国際間商業取引に成功

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

国際間商業取引での成功事例
各国の銀行や企業が、国際取引するための効率的かつ費用対効果の高い方法を模索する中、国境を越えた取引でのブロックチェーンプラットフォーム構築を目指す「we.trade」が、5カ国間で7つの商取引を成功させたと発表した。
Hyperledgerとは
Hyperledger(ハイパーレジャー)とは、ブロックチェーン技術を仮想通貨業界に留まらず、各方面で最大限活用することを目的とした「ブロックチェーン技術の推進コミュニティー」で、企業利用に適した分散台帳フレームワークを目的としたオープンソースのブロックチェーン環境開発プロジェクトのこと。 Linux Foundationが中心となり、グローバルレベルで共同検証が実施されている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

国際間商業取引での成功事例

多くの銀行や企業が、国際取引するための効率的かつ費用対効果の高い方法を模索する中、クロスボーダー取引におけるブロックチェーンプラットフォームの構築を目指す「we.trade」は7月3日、5カ国間で7つの商取引を成功させたと発表しました。

今回の取引では、10企業が4つの大手銀行を介して行われ、国際間で行われる商業期日現金取引をブロックチェーン技術において実現させた”最初のシステム”であるとwe.tradeの公式サイトに記述され、大きな注目を集めています。

we.tradeは、「リアルタイム取引、本人確認、スマートコントラクトの機能」を備えており、ビジネス間の取引を効率化させることを目的としており、

  • ドイツ銀行
  • イギリスHSBC銀行
  • ベルギーKBC銀行
  • フランスNatixis銀行
  • フランスSociete General
  • スウェーデンNordea銀行
  • オランダRabobank
  • スペインSantander銀行
  • イタリアUniCredit銀行

という世界的に有名な9つの金融機関によって、2017年10月から開発されています。

このシステムは、The Linux Foundationがホストするビジネス・ブロックチェーン・フレームワークである「Hyperledger Fabric」基盤のIBMブロックチェーンを元に作成されており、現時点で11カ国(イギリス、スウェーデン、スペイン、ノルウェー、オランダ、イタリア、ドイツ、フランス、フィンランド、デンマーク、ベルギー)にて使用することができます。

このように、世界有数の金融機関が参画し、主要ヨーロッパ地域を網羅したブロックチェーン基盤のプロジェクトが実際に取引を成功させたことは、非常に大きな功績であり、高い手数料と長い時間がかかっていた銀行取引を変える大きな一歩になるのではないかと期待されています。

関係者の発言

We.tradeの最高運営責任者(COO)を務めるRoberto Mancone氏は、今回の取引成功に関して、以下のように自身の見解を述べています。

今回のwe.tradeの取引成功は、非常に大きな出来事だ。

技術的な解決策を見出しただけでなく、複数の金融機関の協力を漕ぎ着け、取引エコシステム自体の繋がりを高めることができた。

オランダのwe.tradeのパートナー、Rabobankのデジタルトランスフォーメーション最高責任者であるBart Leurs氏も、今回の功績に対して以下のように語りました。

we.tradeをした取引は、既存の銀行が顧客需要に答えるためにイノベーションを受け入れていく”良き事例”となった。

私たちの銀行も先駆的な技術を取り入れ、より利便性のある国際的な取引を顧客に提供したいと考えていたことから、we.tradeは、顧客が求める最適な解決策であったと言える。

このサービスは、現在11カ国で提携銀行に口座を持つビジネスに限られていますが、今後さらなる銀行との提携を経て、ヨーロッパ圏の国々にも進出。将来的には世界的にも拡大したい、とMancone氏は公式サイトで記述しています。

現時点で、既存の金融システムにおける国際間送金や取引は、高い手数料や多くの手間、あるいは時間がかかってしまい、非効率であると考えられています。

しかし、今回のwe.tradeやリップル(XRP)のようなブロックチェーン技術関連のプロジェクトが多くの金融機関を引き込み、試験段階まで進んできていることから、国際間送金取引における、さらなる発展が期待されています。

実際に、ヨーロッパ最大級の金融機である「Santander銀行」は、今年4月にリップル(XRP)を使用して、小売顧客のブロックチェーン決済を提供した最初の企業となりました。

CoinPostの関連記事

アマゾンWebサービス:イーサリアム及びHyperledger Fabricブロックチェーンのテンプレート公開
ユーザーは、ブロックチェーン自体の一般設定に時間やエネルギーを割くのではなく、ブロックチェーンアプリケーションの作成に集中できるようになります。また分散化されたコンセンサスアルゴリズム、スマートコントタクト機能、アクセス権限の特性を提供予定です。
サンタンデール銀行がリップル社と共に国際送金アプリを開発
2018年1月末に行われた決算発表で示唆されていた国際送金アプリですが、今回サンタンデール銀行のイギリスCEOであるNathan Bostock氏が、2018年春を目処にリップル社と共同で国際送金アプリをリリースする主旨を再確認しました。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/18 日曜日
11:30
ビットコインCPI・PPI上振れも8万ドル維持、FOMC金利観測が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)はCPI・PPI上振れを受け一時下落するも、8万ドル水準を維持し底堅さを示した。目先はFOMC金利観測の行方と8万ドルのサポート継続が焦点となる。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/16)|英国の押収BTC・レジャー関連の資産流出・6年超休眠のBTCの動向まとめ
今週は、中国人詐欺師からロンドン警視庁が押収した約6万1,000BTC、仮想通貨ウォレットのレジャーに関連する資産流出事案、6年超休眠のビットコインクジラによる約4,582BTC移動に関する記事が関心を集めた。
10/17 土曜日
13:50
ビザ、ステーブルコインUSDCの事前入金を商用化 国際送金で24時間利用可
ビザは15日、ビザ・ダイレクトで国際送金の資金をUSDCで事前入金できる機能の商用運用を始めた。従来の資金調達の時間枠に頼らず、インヨ・グローバル経由で24時間利用できる。
13:20
トークン化株式市場の70%超、オンドとバックド2社が支配=IMFレポート
IMFは世界金融安定報告書で、トークン化株式価値の7割超をオンドとバックドが占めると指摘。24時間取引や少額取引での需要を確認した一方、流動性の低さと高い変動率を課題に挙げた。
13:10
クロードAI、量子コンピュータの設計で従来超え|仮想通貨の暗号を破る計算の一部も効率化
アンソロピックのAI「クロード」が量子回路を自律設計し、8種類の回路で公開済みの最良設計を上回った。仮想通貨が署名に使う楕円曲線暗号の解読に関わる計算の効率化も含まれる。
11:00
米証券大手シュワブ、BTCとETH取引を対象顧客全員に開放
米証券大手チャールズ・シュワブが、ビットコインとイーサリアムの仮想通貨取引を対象となる個人顧客全員に提供した。手数料は0.75%で、フィデリティの1%を下回る。年末までにソラナ、アバランチ、チェーンリンクの3銘柄も加わる予定だ。
10:25
ビットコインは年末にかけて回復見通し、ただし9万ドルが壁=レポート
コインベースとグラスノードが10〜12月期の仮想通貨市場見通しを公表。利上げ下でも回復が進んだ現状を評価しつつ、上値の供給圧力など短期リスクにも言及した。
10:00
コインベース、カード発行のMarqetaに仮想通貨基盤提供 
仮想通貨取引所コインベースが、カード発行基盤を手がける米マーケタの企業顧客向けに、ステーブルコイン裏付けカードの保管・換金・決済基盤を提供する。カード保有者は世界の加盟店でステーブルコイン残高を使える。
09:10
ウォーシュFRB議長が利上げ示唆せず観測後退、ビットコイン当面レンジ相場
コインシェアーズは16日、9月の米CPIと小売売上高が予想を上回りFRBの利上げ観測が強まったため、仮想通貨ビットコインの短期見通しはデータ待ちのレンジ相場とみるべきだと分析した。
07:30
東証上場のunbanked、金連動トークン「Kinka」の暗号資産事業を廃止 採算難
金地金を裏付けとする仮想通貨「キンカ」を発行してきた国内上場企業unbankedが、暗号資産事業の廃止と子会社3社の解散・清算を決議した。販売低迷と採算確保の困難を理由に挙げ、2027年3月末までに清算を完了する予定だ。
06:50
ドイツ銀行、法人向け仮想通貨保管サービスを数週間以内に開始 アジア展開も
ドイツ銀行が数週間以内にドイツで、法人向けの仮想通貨保管サービスを開始し、2027年にアジアの金融拠点へ展開する計画だ。ビットコインとイーサリアムの保管から始め、ステーブルコインの出し入れ支援やトークン化預金へ段階的に広げる。
06:15
中国発老舗Coboの個人向け仮想通貨ウォレット終了へ、公開から約9年
仮想通貨の保管サービスを手がけるCoboが、個人向けウォレットアプリを12月1日に終了すると発表した。11月30日までに引き出さなかった資産には、月2%の手数料が課される。
05:55
サークル、上半期売上の約59%を提携先と取引費用に
サークルは16日、2026年上期の売上約14億ドルのうち約8.19億ドルをUSDC流通の提携先と取引費用に支払い、純利益は売上1ドルあたり約7セントだったと明らかにした。新規参入企業の主張には反論した。
05:00
2022年以来初、米国がビットコイン純輸入国に
チェイナリシスは、米国が2022年以来初めて仮想通貨ビットコインの純輸入国になったと明らかにした。1万ドル未満の小口送金は流出超、大口の送金は流入超だった。
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧