ブロックチェーンゲーム企業を買収
香港のWeb3大手企業アニモカブランズ(以下アニモカ)は3日、チェコのゲーム企業Notre Gameの買収を発表した。
同社は、物理的なグッズとデジタルアイテムの両方をゲーム作品に組み込むことを特色としているスタジオ。2016年に設立され、物理的およびデジタル対応の収集可能なカードを特徴とするモバイルゲーム「Scratch Wars」などを手掛けてきた企業だ。
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今回の買収によって、アニモカはNotre Gameの発行済資本を100%取得。今後はNotre Gameを子会社として、運営を継続する。
各分野で精力的に展開
アニモカ・ブランズは2021年にFinancial Timesのアジア太平洋地域・高成長企業リストにランクインしたことで知られる。NFT(非代替性トークン)ゲームやブロックチェーン、など多数の分野で事業を展開しており、「ザ・サンドボックス(SAND)」など多数の企業への出資も行なっている。
現在、ブロックチェーンを活用するゲーム系企業の買収を進めており、2月にはレースに特化したブロックチェーンゲームスタートアップのGrease Monkey Gamesを、4月にEden Gamesを買収したことが報じられた。
また、ゲーム系以外の展開も精力的に実施。4月には、大手サッカーメディアプラットフォーム「OneFootball」と提携し、ジョイントベンチャー(合弁会社)「OneFootball Labs」を立ち上げることを発表した。同社は、サッカークラブやリーグ、選手がブロックチェーン技術を活用して、NFT(非代替性トークン)などデジタル資産を発行したり、ファンに特別な体験を提供するといった業務を行う。
株式会社IGポート傘下の株式会社プロダクション・アイジーおよび株式会社ウィットスタジオ(WIT STUDIO)との協業も、5月に発表している。2社のライセンスを活用して、人気アニメ3作品のNFT(非代替性)商品を提供していく予定だ。
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