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メタバースゲーム「Atmos」、シードラウンドで15億円を調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Atmos Labsが15億円の資金調達

メタバース開発企業Atmos Labsは13日、SF世界を舞台にした仮想ゲーム世界「Atmos」を構築するため、シードラウンドで約15億円(1,100万ドル)を調達したと発表した。

NFT(非代替性トークン)に特化した投資ファンドSfermionが主導し、香港のWeb3大手企業Animoca Brandsを始めとして、Collab+Currency、FBG Capital、GSR、CoinGecko Ventures、Avocado Guildなどの企業も出資している。

調達した資金は、仮想ゲーム世界「Atmos」のインフラ構築、コミュニティ育成、開発チームの拡大に充てられる予定だ。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

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「遊んで稼げる」をコンセプトの一つとするメタバースAtmosの、ゲーム内容やストーリーは、ゲーム、暗号資産(仮想通貨)、工業デザイン、コミック、映画などの分野から経験豊富なベテランが参加して構築していくという。

Atmos LabsのKevin Beauregard創設者兼CEOは、「Atmosは、今日のメタバースゲームにはあまり存在しないきわめて高品質の対戦ゲームプレイや豊かな物語を提供する」と意気込みを語った。

アルファ版、ベータ版、製品版と段階的にゲームをリリースしていく予定であり、最初期のプレイヤーは、今年の秋に初めてゲームにアクセスできるようになる見込みだ。

現時点でイーサリアム(ETH)のブロックチェーンを採用してゲームを開発しているが、イーサリアム仮想マシン(EVM)互換のレイヤー2チェーンや、イーサリアムと競合する他ブロックチェーンなどの導入も検討しているという。

ビジネスモデルについては、NFTを販売することで収益を上げ、ゲーム内レースや二次流通市場の売上の一部を受け取る予定だとしている。

レイヤー2とは

「2層目」のブロックチェーンのこと。全ての取引履歴をメインチェーンに書き込むと負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。そこで、取引履歴の一部をオフチェーンやサイドチェーンに記載するようにすることでメインチェーンへの負荷軽減や処理速度向上を期待することができる。

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ゲーム内容

公式サイトによると、Atmosは、メタバースでのeスポーツに特化した、広大なプレイアンドオウン(遊んで所有する)ユニバースである。現在予定されているゲーム内容は以下の通りだ。(一部変更の可能性有り)

プレイヤーは、惑星Atmosの希少な鉱石や豊富な鉱脈を採掘するために旅立った入植者たちという設定である。この入植者たちは、「Exos」という名前のフライトスーツを着用しており、これを採掘以外に、飛行レースなどにも使用する。

「Exos」はNFTの形式で提供され、それ自体も複数の装備品から構成されている。各装備は、プレイヤーが装備、売却、加工できる個別のNFTだ。

また、ゲーム内資産としては土地も用意されており、プレイヤーは土地で鉱石の採掘を行ったり、購入、リース、転売することも可能。Atmosは8つの地域に分かれており、各地で鉱物組成が異なり、採掘量にも影響するという。掘り出した鉱石からは、新たな装備を作り出すことができる。

新しいゲームモードや拡張機能、追加機能も定期的にリリースされ、Atmosのエコシステムは徐々に拡大、改善されていく予定だ。

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