はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨融資大手セルシウス、財務再編巡り弁護士事務所と協議か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

財務再編か

暗号資産(仮想通貨)のレンディング大手Celsius Network(セルシウスネットワーク)が財務再編に向けて弁護士事務所と協議を始めた可能性がある。事情に詳しい関係者の話としてウォールストリートジャーナルが14日に報じた。

報道によると、Celsiusは財務リストラのために法律事務所アキン・ガンプ・ストラウス・ハウアー・アンド・フェルドを雇い、財政問題の解決策を模索しているという。投資家からの資金調達を念頭に、財務リストラを含む他の戦略的手段が検討されているようだ。

財務リストラ

事業再生を目的としてキャッシュフローを改善する行為。負債比率の高い企業のリストラクチャリング手法。事業・人員に関するリストラと比べて、実行に専門的な知見が必要とされる。弁護士は、複雑な再編手続きのあらゆる側面において、財務上の問題を抱えた企業、債権者、資産買収者、金融機関の代理を務める。

▶️仮想通貨用語集

関連:レンディング大手セルシウス(Celsius)、資金引き出しの一時停止を発表

Celsiusは13日、「極端な市場変動」を理由に顧客資産の引き出し、スワップ、口座間の送金の一時停止を発表。同社は顧客の預金を運用し、獲得した収益の一部を仮想通貨預金者に支払うことで、最大18.63%の年利をユーザーに提供している。公式ウェブサイトによると、22年5月17日時点で約1,500億円強(11.8億ドル)の顧客資産を運用しており、利用者数は170万人だという。

なお昨日は、「コミュニティのために24時間体制で働いている」と続報としてSNSに投稿。

アキン・ガンプ・ストラウス・ハウアー・アンド・フェルドは、3大陸で活動する世界有数の金融リストラクチャリンググループとして有名。経営破綻した世界的なカタログ販売業者シアーズを含む大型案件をまとめているが、資金調達、戦略的取引、ディストレスト(株を買い取り、上昇後に売却する)といった助言も行う。

アキン・ガンプ、及びCesiusの広報担当者はどちらもWSJに対して回答していない。

Celsiusは最大18.63%の高利回りを維持するため、顧客資産を使ってDeFi(分散型金融)等を利用してリスキーな運用戦略を実行してきたことが、ウォレット分析等から明かされている。しかし、昨今の相場低迷の影響を受けてDeFiの流動性環境が悪化。Celsiusもローンの担保等で使用していた運用資金を回収し難い状況になっているとも試算されている。

Celsiusが抱える適格資産を割引価格で買い取るための交渉も水面下で進められているようだ。英仮想通貨レンディング企業Nexoは13日、Celsiusが保有する現金化が困難な債権トークンの「仮想通貨担保によって保証されている未払い担保付貸付債権の一部か全部」の購入を正式に打診した。このオファーは6月20日午前4時30分(UTC)まで有効とされている。

関連:仮想通貨融資大手セルシウスの出金停止、競合他社の反応は?

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09:45
トルコの仮想通貨取引所BtcTurk、70億円超相当の資産が不正流出か
仮想通貨取引所BtcTurkは、ウォレットで異常が検知されたとして仮想通貨の入出金を一時停止。70億円超相当の資産が不正流出した可能性が指摘されている。
09:10
カインドリーMD、「中本」と合併完了 800億円調達でビットコイン財務戦略開始
カインドリーMDがナカモト・ホールディングスとの合併を完了し、5億4000万ドルを調達。デビッド・ベイリー氏がCEOに就任し、ビットコイン財務戦略を本格展開。
08:50
米財務長官の発言でビットコイン急落、準備金政策の行方と市場の反応|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは14日夜、ベッセント米財務長官が連邦政府のビットコイン準備金について、150億〜200億ドル相当と評価される没収資産のみで構築し、新規購入を否定すると発言したことに加え、FRBへの利下げ要請を行わない方針を示したことから急落した。
07:30
コインベース、デリビット買収完了で仮想通貨デリバティブ最大手目指す
コインベースがデリビット買収を完了し、590億ドルの建玉と年間1兆ドル超の取引量を統合。仮想通貨デリバティブ市場のグローバルリーダーへ。
07:20
イーサリアム、ステーキング解除待ちの数量が4500億円相当に
仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンは、ネットワークからの退出を待つバリデータのETHの数量が増加傾向に。売り圧増加の可能性など背景の分析が行われている。
07:05
イーサリアムICO時代の大口投資家が大規模利確か、1週間で30億円相当を取引所へ送金
イーサリアムICO参加者が仮想通貨取引所へ大量のETHを送金。4日間で2000万ドル以上の利確行動が確認された。
06:10
グーグル、BTCマイニング企業テラウルフの株式を8%取得へ
ビットコインマイニング企業テラウルフがフルイドスタックと10年契約を締結し、グーグルが18億ドル保証で8%株式取得へ。
05:45
ベッセント米財務長官、ビットコイン準備金の予算中立的取得方針を再確認
米財務長官がフォックスビジネス発言後にX投稿で軌道修正し、押収仮想通貨資産を基盤とした予算中立的な追加ビットコイン取得検討を正式表明した。
08/14 木曜日
18:36
東証上場企業バリュークリエーションが保有するビットコインを全売却、利益5000万円計上へ
東証グロース市場上場企業が暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を全売却。バリュークリエーションがBTC22.36枚を売却し5000万円の売却益を計上すると発表した。
18:25
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、73億円調達で仮想通貨戦略拡大
米上場のサムザップメディアが5000万ドルを調達完了。仮想通貨投資とマイニング事業に充当する予定だ。同社はすでにビットコインの蓄積を開始している。
17:44
Glassnode分析、イーサリアムとビットコイン上値抵抗線の突破可能性は?
オンチェーン分析企業Glassnodeは最新の市場レポートで、ビットコインとイーサリアムが現在、歴史的に重要な抵抗線に近づいていると指摘し、具体的な数値を示した。市場のボラティリティは歴史的に低い水準にあるが、長期的に見ると急激な変動が起こる可能性も示唆されている。
16:30
ビットコイン、時価総額でグーグル超え 主要資産ランキング5位に
暗号資産(仮想通貨)ビットコインが過去最高値を更新し、時価総額でグーグルを超えて世界5位に。価格高騰の背景や長期予測、保有企業事例を解説。
15:44
ビットバンク 仮想通貨SUI(スイ)の取り扱いを開始 
ビットバンクが8月14日、SUI(スイ)の取扱いを開始した。元Meta開発陣による次世代ブロックチェーンで、並列処理技術により高速取引を実現。現物取引、販売所、レンディングサービスに対応し、9月11日まで取引手数料無料キャンペーンを実施中。
13:36
リミックスポイント、ビットコイントレジャリー主軸の決算で大幅増益
リミックスポイント(3825)が2026年3月期第1四半期決算を発表。ビットコイン1,168枚を含む暗号資産(仮想通貨)224億円保有でビットコイン・トレジャリー事業を主軸とし、売上65億円、営業利益17億円の大幅増益を達成した。
12:05
Google Play、自己管理型ウォレットは新ポリシーの対象外に
GooglePlayが仮想通貨取引所やソフトウェアに対する新ポリシーを明確化する方針を示した。自己管理型ウォレットはポリシーの対象外になる見込みだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧