EVER OSを軸としたブロックチェーン
ブロックチェーンEverscaleは、同チェーンのネイティブトークン「EVER」が暗号資産(仮想通貨)取引所KuCoinとHuobiに上場したことを発表した。
Everscaleは、2020年に設立された、EVER OSと呼ばれるプラットフォームが基軸となっているチェーン。スケーラブルな分散型ワールドコンピュータと分散型OSの組み合わせが特徴で、秒間最大65,000件のトランザクションを処理することが可能。
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エコシステムは、主要プラットフォームのOctus BridgeとFlatQube DEXに加えて、ネイティブウォレットのブラウザプラグインと、モバイルアプリケーションのEVER Walletによって構成されている。
更なる上場も予定
Everscaleは、今回のKuCoinとHuobiへの上場は「ネットワークにとって画期的な出来事」と説明している。
KuCoinはERC-20規格で「EVER」の入出金をサポートする。通貨ペアの第1弾は米テザー社のステーブルコインUSDT(EVER/USDT)で、メインネットへの統合は6月末までに完了する予定だ。
Huobiでも、最初の通貨ペアはEVER/USDTとなる。スポット取引は、Huobiの流動性基準値を満たした時点で解禁される予定だという。
今回の上場について、EverscaleパートナーのHenri Morgan Napitupulu氏は以下のようにコメントした。
これは、ネットワークと私たちのコミュニティにとって素晴らしい発展です。私たちは、アジアのプレミアネットワークとしての地位を確立するために多くの努力を重ねてきましたが、世界最大級の2つの取引所に上場したことで、その努力が報われ、Everscaleの地位が確認されたのだと思います。
これはまだ始まりに過ぎず、主要な取引所への上場やその他の重要な展開が控えています。
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