はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

CoinFLEX、Roger Ver氏の債務不履行を主張

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CoinFLEX CEO、64億円の負債について発言

暗号資産(仮想通貨)取引所CoinFLEXのMark Lamb CEOは29日、ビットコインキャッシュ支持で知られる著名投資家Roger Ver氏が、同取引所に対して約64億円(4,700万ドル)の負債を抱えていると発言した。

Lamb氏は次のように述べている。

Roger Ver氏は、CoinFLEXに4,700万ドルのUSDコイン(USDC)を負っている。我々は彼と契約書を交わしており、彼がCoinFLEX口座のマイナス分を個人的に保証し、定期的に証拠金を上乗せすることを義務付けている。彼がこの契約を履行しなかったため、我々は債務不履行通知を渡した。

またLamb氏によると、これまでVer氏は、契約に従って証拠金を積み増しし、必要証拠金を満たしていた実績があったという。この状況を解決するために、CoinFLEX側はVer氏と交渉しているところだとしている。

Lamb氏は、Ver氏がツイッター上で負債を否定していたことから、この発言に踏み切った形だという。Ver氏は同29日、次のように述べていた。

最近、私がある第三者に対して債務不履行に陥ったという噂が流れている。こうした噂は偽物だ。私は、この第三者に対して負債を負っていないが、私に相当な額の借金をしているのは、この第三者の方である。私は現在、その資金の償還を求めているところだ。

Lamb氏は、このツイートについて「CoinFLEXは、Ver氏に対していかなる負債も負っていない。彼の発言はあからさまに虚偽だ」としており、「Ver氏が、自身の負債と責任から目をそらすために、このような戦術に頼るのは残念なこと」だと続けている。

CoinFLEXの出金停止

背景として、CoinFLEXは23日より、すべての出金と、独自トークンFLEXの取引を一時停止していることがある。

CoinFLEXはこの原因として「複数のユニコーン企業株式と大規模なポートフォリオ」を有する資産家が、当社に債務を返済することができなかったこと」を挙げていた。

この際、Ver氏を名指しはしていなかったが、「この資産家は信頼性が高かったが、最近の仮想通貨市場の価格収縮により、一時的に流動性の問題を抱えた」と説明している。

トークン発行で資金調達へ

CoinFLEXは、出金含めプラットフォーム機能の完全な再開のために、トークン発行による資金調達を計画しているところだ。

「リカバリーバリューUSD(rvUSD)」と呼ばれるトークンであり、ドル建てステーブルコインUSDC(USDコイン)1枚につき1枚のrvUSDを購入可能。これにより、約64億円(4,700万ドル)を調達しようとしている。

この額は丁度Lamb氏が、Ver氏の負債として挙げた「4,700万ドルのUSDC」と一致している形だ。

CoinFLEXは、このrvUSDについて「購入可能性のある大きな買い手と交渉している」ところだと明かしている。また、今後は透明性向上の試みとして、各ユーザーアカウントの先物ポジションの想定元本(米ドル)を、外部の監査法人を通じて公開する計画も示した。

関連CoinFLEX、トークン発行で資金調達 出金再開のための打開策

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値($1)を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、DAIやUSTといったアルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧