CoinPostで今最も読まれています

「Immutable X」、ウォレット上でのステーキングサービス提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本時間7月1日から開始予定

NFT(非代替性トークン)向けのL2/L3スケーリングソリューション「Immutable X」を開発する豪州発のImmutable社は29日、独自トークン「IMX」のステーキングを、ウォレット上で開始することを発表した。

「Immutable X」は、取引手数料(Gas代)無しで秒間9,000回の取引を処理できるのが特徴で、「NFT専用のレイヤー2」として、人気NFTカードゲームの「Gods Unchained(ゴッズ・アンチェイン)」や「Guild of Guardians」などに対応している。

5月には、ZKロールアップベースのレイヤー2スケーリングソリューション「StarkNet」との統合する計画を進めていることも明かした。

今回発表されたステーキングサービス(第1弾サイクル)は、日本時間の7月1日午前9:00から開始予定で、終了日は7月30日。

ステーキングは、Immutable Xのレイヤー2ウォレットに「IMX」を保管しておくことで、自動的にステーキングが行われる仕組み。最低でも10IMXの保管と、ウォレット自体がNFT取引に最低1度は利用されていることが、ステーキングの参加条件。報酬は期間終了後に対象のウオレットに配布される。

関連:NFT系L2のImmutable X、ZKロールアップの「StarkNet」に対応へ

ステーキングとは

特定の仮想通貨を保有することで、その通貨のブロックチェーンネットワークを管理することに貢献し、対価として報酬を得る仕組み。厳密には、仮想通貨を保有するだけでなく、ネットワーク上に預け入れておく必要がある。

▶️仮想通貨用語集

複数ウォレットを保有している場合、ステーキング報酬の割合は、IMXトークンの保管量がもっとも少ないウォレットが基準となる。発表では一例として、40IMXと60IMXが保管されているウォレットをそれぞれ所有している場合、報酬は40%(40IMX側に適用)されることが説明されている。

各サイクルのステーキング報酬には、収集されたプロトコル手数料の一部に基づく。最初のサイクルには、プロトコル手数料開始以降に徴収された報酬が含まれる予定だ。

なお、第2回以降のステーキング期間では、参加を希望する場合、リリース予定のダッシュボードから登録申請を行う必要がある。Immutable社はダッシュボードは22年9月頃にリリースする計画と説明している。

ゲーム系のファンドも設立

Immutable社は現在、NFTに加えて、ゲーム関連の領域にも業務を拡大しつつある。

17日には、670億円(5億ドル)のWeb3ゲームファンドをローンチしたことを発表。このファンドはBITKRAFT、Animoca、Airtree、King River、GameStopと提携し、Immutable Xで開発されるNFT・ブロックチェーンゲームプロジェクトに投資するもの。条件を満たしたプロジェクトにIMXトークンを提供する「助成金部門」も設立された。

また3月には、シンガポールの政府系ファンドTemasekが主導するシリーズCラウンドで230億円を調達している。

関連:Immutable、670億円のWeb3ゲームファンドをローンチ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア