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仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows、米国で破産申請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

チャプター15申請

暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドThree Arrows Capital(3AC)が1日、米国で破産申請を出したことが分かった。英領バージン諸島(BVI)で同社の清算作業が進行しているが、併せて米国破産法第15章(国際倒産)を適用する。

破産法第15章(通称「チャプター15」)は、外国企業が米国以外の国で再建を進める期間において、米国の債権者による訴訟から保護され、資産を保護するためのもの。請願書によると、「チャプター15による保護」は、BVIでの清算手続きを速やかに行い、債務者から最大限の価値を回収して債権者保護に寄与することを目的に要求された。

3ACの米国破産手続きの代理人は法律事務所レイサム&ワトキンスが務める。CoinPost提携メディアThe Blockによると、ニューヨーク裁判所が公開した申立書には以下のような記載がある。

債務者(3AC)はBVIで設立された投資会社として仮想通貨の取引にフォーカスしており、22年4月時点で30億ドル以上の資産を運用してると報告されていた。債務者の事業は、仮想通貨市場の極端な変動を受けて崩壊した。

文書はまた、「Three Arrows Capital(3AC)は22年6月27日に英領ヴァージン諸島裁判所で清算手続きを開始した」と記載。レイサム&ワトキンスは個々の債権者のアクションを抑制し、現状維持により債務者の財産を安定させると共に、債務者の財産に対する広範な調査を担う。

元クレディ・スイスのトレーダー、Zhu Su氏とKyle Davies氏が設立した3ACの運用資産はピーク時に2兆円以上(180億ドル)に上ったが、5月に崩壊したテラ(LUNA)に出資してロックアップしていた約270億円(2億ドル)を損失。その後、高いレバレッジを掛けた「リベンジ・トレーディング」に取り組むようになったとされる。

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その過程で、仮想通貨を担保にBlockFi、Genesis、Nexo、Celsiusといった業界最大手の融資会社から巨額資金を借り入れてきたと見られている。3ACにビットコイン(BTC)とステーブルコインで計900億円相当のエクスポージャーを取っていた仮想通貨取引プラットフォームVoyager Digitalは27日、3ACに対して債務不履行通知を発行するなど債務問題は業界全体へ飛び火している。

さらにVoyager Digitalは1日、顧客の入手金、取引、リワード付与及びデビットカードの利用を一時停止することを発表した。

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