ウォール街は弱気相場に参入か
米マーケットメーカー大手Virtu Financialは現在、週末に取引を行うプロ仮想通貨トレーダーを募集している。ウォール街の重要な市場参加者による本格参入の一例だ。
Virtuは12カ国・200以上の市場で有価証券などの取引を行う米国の取引大手で、2021年度の総資産は1.4兆円に相当。
同社は現在仮想通貨ブローカー業への参入を図っており、米電子取引大手シタデル・セキュリティーズとともにフィデリティなどの大手ブローカー向けに仮想通貨の電子市場を開発しているところだ。
今回募集対象の仮想通貨トレーダーは開発中の電子市場に直接関係するかどうか定かではないが、Virtuが年中無休の仮想通貨市場に直接関わる動きになる。Virtuは、「当社の仮想通貨トレーダーはリスク管理者であり、当社の取引システムと戦略を円滑に運営し重要な運用サポートを提供し、当社の高性能アルゴリズム取引戦略を維持することになる」と説明した。