100億円の追加調達を実施
香港のWeb3大手企業アニモカブランズは12日、7,500万ドル(約100億円)の資金調達を実施したことを発表した。直近の弱気相場とは対照的に、引き続き企業の支援を受ける形となった。
資金調達は22年1月に完了した投資ラウンドの続きとして行われたものの、アニモカの事前評価は6ヶ月前の50億ドル(6,800億円)から59億ドル(8,000億円)まで増加した。
今回の出資ラウンドは主に以下のファンドが参加。なお、1月の投資ラウンドをリードしたLiberty City Venturesは今回のラウンドでも増資している。
- Liberty City Ventures
- Kingsway Capital
- Alpha Wave Ventures
- 10T
- SG Spring Limited Partnership Fund
- Generation Highway Ltd
- Cosmic Summit Investments Limited
なお、アニモカブランズは22年初頭にも資金調達を実施したばかり。2月15日には日本における戦略的子会社も設立、講談社や西日本鉄道、三井住友信託銀行なども出資しているIPX1号ファンドが資金調達に参加していた。
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資金調達の詳細
アニモカは投資家らと1株当たり414円(4.50AUD)、累計2,323万株の新規株式を発行する株式引き受け契約を実施。これにより、アニモカの累計発行株式は1,836,142,334株となった。
調達した資金はブロックチェーンおよび暗号資産(仮想通貨)企業への投資や買収、商品開発や人気IP(知的財産権)のライセンス取得などに活用される。これらの活動を通じて「オープンなメタバースの進展を図る」とアニモカ社は説明している。
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今回の資金調達ラウンドについて、アニモカブランズのYat Siu代表取締役会長は以下のようにコメントした。
デジタル財産権は、オンライン上のすべての人に影響を与え、オープンメタバースの出現の舞台となる、社会を定義する世代交代を象徴している。
我々は、Web3業界と真のデジタル所有権の分野でアニモカ・ブランズのリーダーとしての地位を固めるため、投資家から強い支持を受け続けていることを深く光栄に思っている。
1年半ぶりにビットコイン(BTC)が2万ドルを下回るなど、直近の仮想通貨相場は下落局面が続く中、アニモカブランズの増資、そして評価額の増加は際立つ。6月以降は、セルシウスや3ACなど、投資ファンドおよびDeFi(分散型金)プラットフォームの債務不履行騒動も相次いで発生していた。
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