はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所Gemini、さらなるレイオフ実施で人件費削減へ 6月にも従業員数の10%を削減

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

約7%の人員をレイオフか

暗号資産(仮想通貨)取引所のGemini(ジェミナイ)が、人員の削減を新たに実施したことが明らかになった。レイオフとはリストラとは異なり再雇用を前提とした制度。

同取引所は6月に10%の人員をレイオフしており、2ヶ月連続で従業員数を減らし、人件費を削減した形となる。CoinPost提携メディアのThe Blockのほか、TechCrunchなど複数メディアが報じた。

Geminiは2014年にウィンクルボス兄弟によって設立された、個人・機関投資家にもサービスを提供する交換業者で、機関投資家向けのカストディサービスも運営。米国だけでなく、南米諸国やEU加盟国、シンガポールなどの東南アジア国もサービス対象。

取扱銘柄については、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のほかにも、多くのDeFi関連銘柄や、SANDやMANA、SLP、ENJなど多様なメタバース関連銘柄を取り扱っている。また、NFT事業も手がけている取引所だ。

関連:米ジェミナイとコインベース、人員コスト削減へ 「仮想通貨の冬」を予測

今回のレイオフは「大幅(extreme)なコスト削減」が目的とされる。現時点ではレイオフされた人数は判明していないが、関係筋は現地時間18日、同取引所が使用しているコミュニケーションツールSlack内のメンバーが68人(約7%)減少したと伝えている。

Geminiは設立後成長を続けており、今年6月のレイオフは初めて実施された人員削減だった。この際ウィンクルボス兄弟は「仮想通貨の冬」が削減に至った理由であると説明していた。

なおGeminiは6月、米商品先物取引委員会(CFTC)に提訴されている。「ビットコイン先物」について、交渉過程で提出された情報が争点となっており、同委員会は、ビットコイン先物商品の価格参照元となるジェミナイの現物市場における、価格操作の予防策について虚偽あるいは誤解を招く申請が行われたとして訴訟を起こした形だ。

続く削減の動き

2018〜2019年に続く「仮想通貨の冬」の再来は取引所やNFTプラットフォームに大きな影響を与えている。大手取引所のコインベースは6月、Geminiと同時期に18%の人員削減を実施。貸借サービスプラットフォームBlockFiやCrypto.comなども同様の動きを見せている。

NFT電子市場大手OpenSeaも、従業員の20%を解雇した。同社のDevin Finzer CEOはSNSで報告し、「現実には、仮想通貨の冬時代と広範なマクロ経済の不安定さという前例のない状況の組み合わせに突入しており、市場の低迷が長引く可能性に備えておく必要がある」と説明。現在同市場の従業員数は230名だ。

関連:米CFTC、仮想通貨取引所Geminiを提訴

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧