NFTマーケットプレイスを展開する企業
株式会社メモリアは27日、日本発パブリックブロックチェーンAstar Network(ASTR)との提携を発表。自社のNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスをAstar Networkに対応させる方針を公表した。
メモリア社は2021年に設立された企業で、マーケティング事業の他、「ブランディング型」NFTマーケットプレイス「memoria(メモリア)」の展開を行っており、提携企業には、エイベックス株式会社なども含まれる。
マーケットプレイスのブロックチェーンには、記事執筆時点ではL2ソリューションのポリゴン(MATIC)を採用。決済はクレジットカードで行う仕組みだ。
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「memoria」のAstar Network対応は、2022年内に実施される計画で、メモリア社は対応と並行して同チェーンを活用する、NFT及びWeb3領域での提案を実施していく。またAstar Network側は、同社の「企画力・アライアンス力」によって、国内事業者に対するネットワーク導入をより推進することが可能になると、プレスリリースで説明を行っている。
なお、今回の発表では、メモリア社創業者の木崎智之氏が同社の代表取締役社長、倉谷一圭氏が取締役COOを務めるという経営体制も明かされた。
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
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6月にはAWSと提携
メモリア社が提携したAstar Networkは、渡辺創太氏が主導するStake Technologies社が開発するレイヤー1パブリックブロックチェーン。「dAppStaking」という開発者向けの報酬設計を特徴とし、異なるブロックチェーンの相互運用を実現するPolkadot(DOT)のネットワークに接続するスロット(枠)を確保している。
21年12月にポルカドットネットワークに接続するための権利を獲得後、22年1月にメインネットがローンチされた。
各方面との協業も進めており、6月にはAmazonのクラウドコンピューティングサービス「Amazon Web Services(AWS)」との提携を発表。
Astarが展開する2つの育成プログラムに参加するすべてのプロジェクトに、「AWS Activate Program」が適用され、10万ドルのAWSクレジットを受け取りが可能になった。
また7月には、日本のブロックチェーン・プロジェクトのグローバル展開をサポートするBOBG PTE. LTD.(ボブジー)が、同チェーンとパートナーシップを締結したことを明かした。AstarとShiden Network(同チェーンの実験的プラットフォーム)を支援対象に追加し、両ネットワーク上で構築する各種プロジェクトについて、トークン発行を支援する。
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